セルモの教室長BLOG

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第1回作文練習会 [教室長:松本]

本日も当教室のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。


先週の土曜日に実施いたしました「第1回作文練習会」の様子をご報告いたします。午前と午後の2回に分けて実施致しました。



令和4年度の都立推薦入試は1月26日(水)・27日(木)に実施されます。あと3か月です。合格を勝ち取ることは、雲をつかむようなものではありません。令和3年度の調査書:個人面接:作文の比率に関しまして、何校か挙げさせていただきますが、各学校の特徴がよく表れております。


成瀬高校(調査書:個人面接:小論文=500点:200点:300点)


※成瀬高校の小論文得点の最低点と最高点の間に225点の隔たりがあり、ボリュームゾーンは真ん中の約150点。つまり富士山型になっています。個人面接はだいたい70点から180点に収まっています。つまり、決め手は小論文と言っても過言ではありません。


小川高校(調査書:個人面接:作文=500点:250点:250点)


※小川高校が期待する生徒の姿はいくつかありますが、学校生活を中心に過ごす意志の強い生徒、学力を向上させようとする生徒などが挙げられています。


面接における評価の観点は①コミュニケーション能力②思考力・判断力・表現力③協調性・将来性・リーダーシップ④出願の動機・進路実現に向けた意欲⑤規範意識・生活態度。


作文における評価の観点は①思考力(主題を正しく理解する)②表現力(自分の考えをわかりやすくつたえる)③記述力(字数制限内に適切な漢字、ことばを活用できる)

(※小川高校令和4年度募集要項参照)


町田総合高校(調査書:個人面接:作文=500点:300点:200点)


※町田総合高校の個人面接はパーソナルプレゼンテーション(3分)を含め10分です。パーソナルプレゼンテーションとは、自分の能力や個性について表現する場です。


しっかり自分自身を見つめ、自分の人生を創造できる生徒を求めているのではないでしょうか。


作文練習会の様子です。宮谷代表より、丁寧に詳しく解説。



町田高校と成瀬高校は小論文で、他の高校は作文です。まず志望校が小論文なのか作文なのか、原稿用紙何字なのか、原稿用紙の書き方(特に句読点やかぎかっこの使い方)、模範例文の書き写しなどを実施。その後、志望校の昨年度のテーマにそって実際に書いていただきました。


私が巡回していて感じたのは、文章を書き始める前の骨組みの内容が非常に曖昧で抽象的だったことです。もう少し具体例という引き出しを増やした方がいいかな、と個々にアドバイスしました。


また、生徒たちは何度も同じ内容を書いていることにも気づかないものです。「コミュニケーション能力を高めるためには」を5回以上書くだけで100マスくらい使いますよね。これでは内容が薄くなってしまいます。これは「書き換え」「代名詞」や「並列・列挙」を使って回避しましょう。「相手を理解する」「自分のことを伝える」「そのためには」「また、~も大切です」「同様に」など。


しかし皆、真剣に取り組み、文字も普段の数倍美しく書けておりましたよ!!!

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