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昨日から学年末テストが開始された学校が多いですが、理科・社会や実技科目を”ノー勉”で臨もうとする生徒さんが一定数いらっしゃいます。
保護者さんに対しては、「やった。」と言っているケースが多いです。
この「やった。」という言葉の定義は色々で、「ワークで仕上げを行い自信がある。」状態から、「教科書を読んだだけ。」という人もいれば、「ワークの答えを写しただけ。」「実は何もやっていない。」など、様々な状態があります。
もちろん保護者様の多くが真に受けてはいないのですが、頭ごなしに否定すると親子喧嘩の元になります。
私達も生徒さんに「やった?」と聞くのですが、それだけで信用ならないので、少しクイズ形式で問題を出すなど生徒さんの機嫌を損ねないように(笑)質問をしてみます。
昨日も中学1年生の生徒さん数名に「鎌倉幕府の初代将軍は?」と聞いてみました。この質問を答えられない生徒さんは、間違いなく今回のテスト範囲(概ね、どの学校も鎌倉時代がテスト範囲)の学習をしっかりやっていないことが分かります。
なんせ、テスト範囲冒頭の一番主要な人物ですからね。
答えられる生徒さんには、あといくつか質問してみて、代表的な人物名や用語が理解出来ているか確認します。
セルモの場合は5科目の教科書準拠学習が柔軟に切り替えられるので、テスト範囲の学習に自信が無い生徒さんには、理科や社会を急遽実施することが可能です。
昨日も何名かの生徒さんに社会の歴史や地理を学習して頂きました。地理では、アメリカの首都を聞いてみるなど、定番の質問があります。ちなみに、昨日地理を勉強した生徒さんは、アメリカの首都をサンフランシスコと答えていました。
理科や社会を勉強しない生徒さんの多くの原因が”興味が無い。”と言うことや、数学や英語の学習で”いっぱいいっぱい”というところがあります。
人間の行動特性で、「AIDMAの法則」というのがありますが、
5つのステップで人間は行動すると言われており、Interest(興味)が無いと勉強する欲求も湧かないということになり、記憶や定着の行動にも出ないわけです。
セルモのICT学習システム(日本e-learning大賞受賞)は、解説を担うレクチャーアニメーションで生徒さんの興味感心を引くような説明を心がけています。
だから、どの生徒さんも真剣に取り組んでくれます。
昨日も多くの生徒さんが「家にいたら、多分やってなかったと思う。」と言って帰っていきました。テスト範囲全ては学習出来なかったですが、今日のテストに少しは貢献出来ると良いなと思います。出来ればもう少しテスト対策授業をしっかり受けて、そういった科目への学習時間に割きたいですよね。
一方で、昨日地理や歴史を学習したことのデメリットもあります。
それは数学や英語の授業時間が削られたことです。この学習は、定期テスト以降の学習で取り戻すしかありません。春期講習のご案内も開始いたしますが、やはり学習時間の確保が一番重要なのは言うまでもありません。
受験対策もまだまだ続きますが、この週末は学年末テスト対策授業でした。
学年末なので、すべての科目の試験が実施され、範囲も各学年の教科書を終わらせないといけないので膨大なボリュームです。
鶴川教室では、中学1年生の生徒さんの数学が課題となりました。※他の科目に問題があるという意味ではありません。
ここ3〜4ヶ月で多くの中学1年生の方がご入塾されましたが、共通した課題が”基礎計算”が出来なくなっているということでしたので、正負の数や文字式・方程式の復習が必要でした。分数や小数の計算を苦手とする生徒さんの場合は、それらの復習も必要だったので、なかなか学校の授業範囲に着手出来ない状況がありました。
しかし、学年末テストは難しいので、少しでも得点を取ってほしいなという思いから、テスト範囲の平面図形と立体図形の学習を、この2週間の通常授業とテスト対策授業で取り組んでみることにしました。
授業を進め、そして生徒さん達とコミュニケーションを取ると様々な課題がありました。まず、学校の授業については、ほぼ内容がわからないとのことで、耳を傾けて授業を受ける事自体を放棄してしまっている人が大変多いということです。
窓の外を見たり、違うことを想像したり、授業が過ぎ去るのを待っているとのことでした・・・。
今回のテスト範囲は、どの中学校も平面図形と立体図形です。おそらく復習という意味で、計算問題や比例・反比例も出題されるでしょう。文章題もあるかもしれません。
平面図形・・と言っても、かなり広範囲の知識を求められます。
線分など用語の知識、図形の移動、点・直線・平面のいち関係、おうぎ形の面積・弧の長さ・・。
立体図形も展開図、面積、体積、それらが柱体・錐体・球体と様々あります。
おうぎ形の面積は円周の公式は小学校の時に習っているはずですが、多くの小学生がその時良くわからないまま進学している特徴があります。
つまり、小学校の時は分からず苦手にしていた、中学校の授業は流してしまっているという状況にあり、すべて一から学ぶ必要がありました。
そういったスタート地点から学習を始めたので、当然様々なハードルがありました。
それでも根気強くテスト対策授業を受けてくれた生徒さんは、なんとか範囲を終わらせることが出来ました。
理解の定着・・までは行っていないかもしれませんが、「何も分からない。」状況からは脱したと思います。
生徒さんたちには、「塾で復習出来るからといって、学校の授業を流すのはやめようね。少しでも食らいついて授業を受けて下さい。」と伝えました。
今の中学校の図形問題は、昔と異なりかなり細かく・複雑なことも学習します。
そのための小学校の知識となります。いま苦手にされている方がいれば、絶対にきちんと復習して中学校の進学に備えて下さい。
また、すでに中学校の生徒さんは、計算・図形の復習には時間が掛かります。復習に掛ける時間を優先して用意して下さい。
なお、明日数学がテストの学校が多いです。なんとか成果が出れば良いなと願っています。
さて、都立試験では生徒さん達が自己採点した結果をお知らせしてくれていますが、受験ガイドに記載されている80%合格率(ほぼ確実などの表記もあり)をクリアしている場合でも油断大敵です。
というのも、あくまでも80%だということです、
このデータは過去の統計上、「80%の人はこの得点をクリアしたら合格しているよ。」という意味なので、逆に言うと20%は不合格なわけです。
特に募集人数が少ない学校の場合、その年度で受験してくる生徒さんの学力のばらつきが大きくなるので、とある年度では「学力の高い生徒が集まる。」こともありえます。
つまり、合格発表までわからないということです。
人数が多い学校はある程度データの信頼性があがりますが、それでも絶対ということはありません。
その他、自己採点と実際の採点がずれている場合もあります。また、今回のテスト内容で言うと、数学の大問4,5が例年と比べて簡単だったということも気になる点です。
その場合、偏差値の高い学校や、募集人数の少ない学校は平均点が上振れする可能性が高いです。
私立併願優遇を受験していない生徒さんは、とにかく落ち着いて後期試験に向けての勉強に取り組んで欲しいと思います。
昨日は東京都立高校一般入試前期分割でした。
疲れでお休みした生徒もいましたが、登校した生徒に聞くと色々手応えはあったようです。
早速速報で発表された解答で自己採点して、自分なりの展望を伝えてくれた人もいました。
教室として嬉しかったのは、数学で「四分位数と箱ひげ図」が出題されたことでした。
おそらく今年は出題されるだろうから、直前で全体を復習しておこうねと伝え実施していたので、多くの生徒が「解けた!良かった。」と言ってくれました。また、相当量の過去問題を実践してきたので、その問題量や難易度に対しては、落ち着いて対応出来たとのことです。
3教室全体の声を聞くと、理科の自己採点で90点を超えた生徒さんもいました。90点超え凄いですね。もちろん、理科だけが出来ても他が出来ないと意味が無いので、ヌカ喜び出来ません。
全体的な声としては、理科が難しかった(ちらっと問題見ましたが、確かに量も多く難しいです。平均点は50点あるか無いかでしょう。)意見が多く、その他は比較的手応えがあったとのことでした。
結果は3/1発表となりますので、それまでは緊張して待つしかありません。
私立の併願受験していない生徒さんは、分割後期に回る可能性もあります。
教室ではそれらの生徒さんに対しては、昨日から早速後期試験対策を実施しています。
さて、定期テストも近づいてきたので、中学1/2年生の生徒さんは学習を急いで下さい。
定期テスト対策も、各教室まだ多少の空きがあります。文量が多いのが3学期学年末テストの特徴です。一夜漬けでは無理なので、明日からの三連休が最大の山場です。
週末のテスト対策申し込み受け付けておりますので、是非ご参加下さい。