鶴川教室の小学生受け入れ状況、小学生は結構難しいことをやっている! [代表:宮谷] 鶴川教室では、20日土曜日午前中に体験学習とご入塾手続きを実施しました。ご入塾ありがとうございました! 鶴川教室は今年小学生の生徒さんのご入塾ペースが早く、本日入塾の生徒さんで、16:30スタートの時間枠は概ね満席となりました。 生徒さんのスタート時間は、ご相談で随時変更がありますので、今後空きが出る可能性もありますが、今後小学生の方のご入塾についてはスタート時間が応相談となります。※現時点では水曜日のみ、16:30スタート可能です。 鶴川教室で小学生の方のご入塾ペースが早いのは、やはり指導要領の難化が原因です。ご入塾された方の多くが、この難化が壁となり、なんとかその壁を乗り越えたい方です。 特に、各科目文章題への対応に課題がある生徒さんが多く、保護者さんもご家庭での学習指導に努力されてきたものの、限界を感じられご相談・ご入塾頂きました。 文章題を読み解けるようになるには、 ・語彙力 ・読み方 ・イメージ化 の3つを意識した指導が必要です。生徒さんが、どこでつまずいているのか、問題ごとに分析して指導していく必要があります。 指導も口頭で単に解き方を伝えれば良いという訳でなく、一緒に辞書を引いて調べたり、文章に書いているモノ・コトのイメージが付かないため画像検索し写真で示したり、問題に書いている条件(言葉や数字)を整理してノートに関係図を書き示したり、その生徒さんが理解出来る・解釈出来る指導方法を選択する必要があります。 さらに、一度で理解出来ない場合も多く、類題復習を何度も繰り返して、最終的に自力で解けるようにしてあげなければなりません。 例えば、講師がノートに書いた関係図を模倣して書いてもらったり、混乱した場合は、一度違う単元を学習してから、後日そちらに戻ってもう一度取り組むなど、指導にはかなりの力量を要します。 昨日もとある問題で苦戦していた生徒さんがいました。 悩んでいたのは、小学4年生のほぼ最終単元にあたりますが、「考える力をのばそう 共通部分に目をつけて」という単元でした。 ほぼ最終単元なので、4年生までに学んだ算数力や国語力を全て活用して解く問題ですが、多くの生徒さんが苦戦しています。 ※該当の生徒さんは、この春休み頑張ってさかのぼり学習を沢山進め、もう少しで学校の進捗に追いつきそうです。 学校でも、少人数クラスのレベルによっては、この単元は実施していないところもあるはずです。 具体的な問題の内容としては、下記の様なイメージです。 ◯問題例 はるとさんの家族は 同じクラスのさきさんの家族と町田動物園 に行きました。町田動物園の入場料は,おとなとこどもでちがいます。 はるとさんの家族は 自分のほかに両親がいっしょです。 すると 入場料の合計は900円でした。 さきさんの家族はさきさんのほかに 両親と6年生のお姉さん1年生の妹がいっしょです。 入場料の合計は 1100円でした。 町田動物園の,大人とこどもの入場料は それぞれいくらでしょう。 (終) 文章量も多く、この問題を見た時点で多くの生徒さんは、目が白黒してしまいます。 中には完全にフリーズして、しばらく動けなくなる生徒さんも。大人でも難しい問題ですよね。 こういった問題を今の子供達は学習しているということです。 ここではこの問題の解き方は説明しませんが(長文になるので)、今の小学生達は非常に難しい問題に取り組んでおり、そしてこういった問題が今の教科書には沢山ありますので、それだけつまずくタイミングが多いということです。 決して最初から多くの生徒さんがやる気が無いわけではないのです。 こういった問題に出会い、つまずいて諦めの気持ちを持ってしまうのです。そのあたりを保護者様は是非理解してあげて下さい。 私どもセルモとしては、これらの問題を学校の授業だけで理解・解釈していくのは難しいと考えます。 我々のような学習塾や家庭教師など、専門家の支援を予め受けて予習(先取り)してから学校の授業に望むことが一番でしょう。 算数や数学が好きな保護者さんであれば、教科書対応の問題集や指導書をご覧頂き、お子さんの授業が開始される前に説明してあげるのも一つの手かなと思います。 ただ、どのタイミングで何を学校で習っているか把握するのは割と難しいです。 また、お仕事や家事でお忙しい中で、その時間を確保するのは大変なです。 そういう意味では、我々プロにお任せ頂いたほうが、保護者様も楽が出来るかと思います。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2024.04.20