中学2年生の数学の最初は、「式の計算」の学習をします。簡単に言うと文字式の計算で、中学1年の発展版になります。
最初の出だしは中学1年と何が違うの?という程度の違いしかないのですが、当然学年が上がっているのですからだんだん難しくなっていきます。
そして章の最後の方に、タイトルの「式による説明」が登場します。
現在塾生の中にもこの単元に到達して、苦戦している子が何人もいたので、簡単に解説をさせていただきます。
「式による説明」とは、文字式を使っていろいろな事柄が成り立つことを説明することです。
例えばこんな問題です。
「2つの奇数の和は偶数になることを説明しなさい。」
思いつく奇数どうしを足してみると、3+5=8、7+15=22・・・。
確かに正しそうです。
でも、「いろいろ計算してみたら、和がすべて偶数になっているから正しい。」
では説明になっていません。
数学ではすべての場合で正しくなければ正しいとは言わないからです。
では、どのように説明するのか、とりあえず解答例を示します。
m、nを自然数とすると、2つの奇数は、2m+1、2n+1と表せる。
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