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医科大学は学費と偏差値が反比例

志望校を決める際に学費がどうなるか?

学校の指導内容以上に、保護者が気になる点です。

今日の読売新聞に気になる記事がありました。

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/ichiran/20170116-OYT8T50010.html?page_no=2&from=yartcl_page

基本的に「私立中学校・私立高校」は学費と偏差値は比例します。偏差値の高い優良校のほうが学費が高い傾向になります。講師や設備投資に資金が掛かるからです。ところが、大学になると逆転現象があります。それは医科系の大学であります。

医科大学は通学が最低6年と長いこともありますが、その最高額は5,000万円近くになり、一般のご家庭ではなかなか入学させることは難しい金額です。比較的学費が安い国公立大や防衛医科大などは500万円以下と現実的な金額になりますが、当然ながら倍率も高く偏差値も高いです。

なぜそこまで学費に差が出るかと言うと、学費が高い学校は生徒が比較的少ない、つまり集まりづらいので、学校経営を維持しようと思うとどうしても学費が高くなってしまうからだと思われます。

今日はなぜ医科系の大学の学費について投稿したかと言うと、専門資格職で現在唯一優良な職業として残っているのが医師だからです。昔は弁護士や司法書士など、法律に関する職業も優良職業としてあげられましたが、資格制度の変更により合格率が良くなったことから、合格者が激増しました。そのことにより、「仕事に付けない」専門資格職も増え、特に弁護士については平均年収も非常に低い状況です。

唯一残された医科系の資格も、歯科医などは医院の増加により経営難の歯科医も多いと聞きます。より高度な専門分野で無いと食っていけないわけです。

将来事務職などはAIなどロボットに取って代わられる時代も来ると言われ、またその他の職業も海外からの人材の流入など、日本の子供達が将来食べていくには、戦略的に将来の仕事を考えておかなければならない時代になったと言えます。

資格取得が必要な場合は、保護者の金銭的負担もかなり大きくなりますので、事前の準備が相当必要になります。私も一人の親の立場として、色々考えさせられる記事でした。

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2017.01.17

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