セルモの教室長BLOG

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DTS

皆さんはDTSという言葉をご存知ですか?
これはDaily Telephone Serviceのことです。

なぜかわかりませんが、突然塾から電話がかかってきて
「最近~君はどうですね、ご家庭ではどうですか」
というような、とりとめのない会話をすることです。

授業が終わった後、何件電話するかノルマがあります。

このような手法は、すべて営業活動です。退塾防止です。
時として、そういうお電話もありがたいものですが
そんな暇があったら講師には勉強してほしいものです。

学校の門の前で消しゴムを配布する営業活動。
これを門前配布と言います。
そんな暇とお金があるなら、授業準備に時間を費やし、授業料を下げてほしいです。

極めつけは入試前日に「生徒たちは頑張りました!」的な映像を保護者様に上映し、入試当日は受験校の正門に並んで生徒と握手。

個人的な感想として、「そういうことではない」と思っています。
私にとって塾の講師であることは日々これ学習につきます。
努力です。

それは2020年「入試制度改革」「高大接続」に対応する教務力を身に着けるには時間を要すると考えているからです。文部科学省の発表では(1)基礎学力(2)思考・判断・表現力(3)主体性

この三大柱が基本となるようです。

じわじわと入試問題が暗記よりもグラフ読み取りの思考型へ、選択問題よりも記述問題に変わってきています。

社会で考えますと、歴史よりも地理の比重が高まっているのはそのためだと考えます。

必要のないDTSをしている暇はありません。

小学生がプログラミングを学習する日はすぐそこまできているのですから。

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2018.05.09
5W1H

GWで帰省された方々も多かったのではないでしょうか。
帰省して、おじいちゃんおばあちゃんは孫たちと何を話したのでしょうね。

「学校はどう?」
「勉強はしっかりやっている?」
「高校、大学はどうするの?」

これではさすがに口をつぐんでしまいます。
なかなか孫と会話が取りづらいなんてこともあったのではないでしょうか。

世代間のギャップ、親子間のギャップ
色々ありますし、仕方がない側面も多いと思います。

現在の状況と団塊の世代の状況はあまりにも違います。

◆団塊の世代(昭和前半生まれ)

終戦後、汗水流して生きるために働いてきた方々
会社は終身雇用
良い会社に入るためには良い高校、良い大学へ進学
学問は必須

◆今の世代(平成生まれ)

生きるために働くよりも、仕事にやりがいを求めている
必ずしも大学に行きたいと思っていない(行くとしても社会人になる猶予がほしい)
良い高校、良い大学よりも「専門性」を意識している(介護・福祉など)
学問は青春のおまけ

もちろん全員がそういう傾向にあるとは思いませんが、考えられる構図だと思います。
そして保護者世代の方々はその中間地点にいると考えられます。

中間地点ですと「融通が利く」という感覚もありますが
実際には「固定観念がない」「何が正解かわからない」という方もおります。
そして最終決定を子供に委ねます。

同世代として、書いていて私も非常に痛々しい内容ですが、これが現実なのではないでしょうか。

子どもに勉強する意義を伝えなければ意味がない

やはり私は子供たちに学んでほしいという考えに帰着します。
教養がなければ孤立します。
仕事を得られなければ、生きていけません。
子どもたちにはそんな状況に陥ってほしくはありません。

おじいちゃんおばあちゃんが言っていること
「学校はどう?」
「勉強はしっかりやっている?」
「高校、大学はどうするの?」

それはつまり
「学校でうまくやっている?」
「将来に対して備えている?」
「夢は見つかったか?」
ということ

だけど孫たちはまだ「夢」が見つからないから
そっけない返事になってしまうものです。
そもそも質問の答えはYESかNOしかないじゃありませんか。

夢が見つかるまで
夢を持ちながら

しっかり学び
しっかり働けばいいじゃないですか

どんな音楽が好き?
どんなアニメが好き?
スポーツは何が好き?

質問に5W1Hを含めれば、有意義な会話が生まれるのではないでしょうか。

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2018.05.07
学校紹介 松が谷高等学校

昨年のちょうどゴールデンウィークが明けたころだったでしょうか。
中学3年生の生徒さんがご入塾されました。
真面目で、スポーツマン、口数の少ない生徒でした。
しかしその「目」は多くを語っていたように思います。

彼は自身の運動部が盛んな高校に行きたいと希望しました。
ただ、夏休み前まで思うように偏差値が伸びません。

忠生会館で面接練習をしました。
運動部だったので、声はしっかり出ておりましたが
なかなか笑顔が作れないようでした。

学習が追い付いてきたのは本当に直前期でした。

見事合格して現在は松が谷高校1年生として楽しく過ごしているようですよ。
以下、ご本人様からの原文です。

『松が谷高校は文武両道を目標にしてる人には、とてもオススメの学校です。
土曜日は授業がなく、部活動に打ち込むことができます。
パンフレットにも書いてありますが、特に陸上競技部は都立屈指の強さを誇ります。八王子以外にも様々な地域から生徒が通っています。みんな同じ中学の人が少ないので、入学後すぐにクラスが団結することができました。』

クラスが団結することができたのは良いですよね。
高校生になった生徒たちからは「クラスの雰囲気が良い」という意見が多いですね。
みんな青春を謳歌してほしいと思います!


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2018.05.06
コーチング

コーチングとは簡単に申し上げますと学習のフォローです。
つまり全て教えてしまうのではなく、自身で答えが導き出せるよう
ヒントを出すようなものです。
時として、生徒の考え方や導き出された答えに感嘆することもあります。
生徒たちは柔軟な発想を持っていますので
むしろ知識を与えるより、知恵をしぼってもらうことが理想ですね。

もちろん、簡単にはいかないこともございます。
生徒は千差万別であり、答えは一つではありません。

それでも「何がわからないのか」を色々な角度から聞いていくと
原因が突き止められることも多々ございます。

もうすぐ中間テストです。
最近入塾した生徒は「一から学習しなおしたい」と希望します。
例えば中2の生徒さんの英語ですと
3人称単数現在形と複数形の区別がつきません。
もっと言いますとBe動詞と一般動詞の区別すら曖昧です。

学習を経てきた大人にとって、それは不思議なことかもしれません。
私はこのゴールデンウィークで中国語を学習しようと試みました。
そして本屋さんにある膨大な教則本を開いてみたのですが
「すべての単語を中国語で覚えるのか・・・」とぼうぜんとしました。

その感覚(戸惑い、困惑、無理難題、逃避感)が
まだ10代前半の生徒たちに日々、突きつけられているのです。

優しさも必要です。
しかし、甘えさせてもいけません。
ほとんどの中3生は1、2週間で200語の単語を覚えました。
つまり
今の私よりも遥かに高いポテンシャルがあるということです。
さあ、今年も一緒に頑張りましょう!!!

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2018.05.06

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