セルモの教室長BLOG

Selmo Blog

塾で丁寧に教えて貰っているのに成績が上がらない生徒

「丁寧に教えてくれる塾」誰もがそういう指導をしてくれる塾に通いたいものです。

当然我々も、生徒が理解できるよう丁寧さを心がけてきます。

しかし、丁寧に教えても成績が伸びない生徒がいます。それはなぜでしょうか?

話は簡単です。丁寧に教わっただけで、本人は解き方を理解していないからです。つまり「丁寧な指導=理解が深まる」では無いのです。丁寧な指導の後に、理解が深まるまで「本人が自力で解く」ことが重要であり、それが無ければ「丁寧な指導」に意味はありません。

ところが多くの個別指導塾では、「丁寧に指導した」で完結している塾がほとんどです。「丁寧に指導した」後に、本来は類題を解かせるべきですが、今の中学校はテスト範囲が広く「本人の理解が定着する」まで時間が取れないのが実情なのです。

生徒も「丁寧に教わった」感覚は残っていますが、いざ宿題を解こうと思うと、教わったタイミングから時間が経ってしまい「解き方」を忘れてしまっているのです。結局、テスト範囲の理解が浅いまま範囲を進めており、定期テストの結果に繋がらないと言うことになります。

セルモはそれら多くの個別指導塾の反省から、無理に範囲を進めるのでは無く、きちんと各単元や要素が理解できてから次に進むようにしています。コンピューターを教材に使っていますので、間違えた問題は必ず復習して自力で解けるようになってから次に進む仕組みです。

そうすることで、基礎単元から確実に点数が取れるようになりますので、例えば全部の範囲の学習が終わらなかった生徒でも、そこそこ点数を取れますし、全てきちんと終わった生徒は高得点を取れるのです。

今日このblogで書いた内容は冷静に考えると、「やって当たり前の事」ではありますが、意外と当たり前のことを出来ていないのが学習塾なんですね。

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2016.10.06
興味深いニュース

今日の読売新聞に、奈良時代(700年代)の日本に「ペルシャ人」の役人がいたというニュースがありました。

http://www.yomiuri.co.jp/culture/20161004-OYT1T50163.html?from=ycont_top_txt

ペルシャ人というのは、あのペルシャ絨毯やペルシャ猫のペルシャです。つまり、現在のイランに当たるわけですが、今から1300年も昔に日本にいたという事実を知り、大変驚きました。

調べてみるとシルクロードを通って日本にやってきたようですが、当時の中国では宗教、芸術に始まり衣食住の分野に至るまで、イラン文化全盛ともいうべき大流行を見せたそうです。その流れで日本にやってきたのでしょうが、飛行機も電車も無い時代に途方も無い距離を移動してきたそのペルシャ人の人達は、大変勇気と行動力のある人達だったに違いありません。いったい何日かかって到達したのでしょうか?大変興味深い話です。

さらに調べて見ると、どうもこのペルシャ人は日本から中国に派遣された遣唐使に同行してやってきたようです。

付いてきたペルシャ人も凄いですが、連れて帰ってきた遣唐使達も大胆です(笑)。いったいどういう交渉をして連れてきたのでしょうか?遣唐使はいわゆるエリート達ですから、当時の日本の発展に役立つ情報やスキルをこのペルシャ人が持っていると考えたのかも知れません。このペルシャ人は、日本で階級も与えられたようですから、きっと高いスキルを持った人だったに違いありません。

この100年で社会は猛烈な勢いで技術革新し人間が出来ることは増えてきましたが、行動力だけで言うと当時の人のほうが先進的だったかもしれませんね。

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2016.10.05
適切なタイミングでの教育の重要性

忙しくて数日blogを更新出来ませんでした。

さて教室長はサラリーマン時代に最大で60名ほどの組織をマネジメント(中間管理職は何名か居ますよ)したことがあるのですが、大勢の人数を見ていると「計画性を持って仕事をする人」「行き当たりばったりで仕事をする人」の仕事の成果の差は非常に大きなものがありました。

信賞必罰の会社でしたので、結果、年々給与やポジションが上がっていく人と、ずっと横ばいの人、入社時より下がっていく人など、多種多様な風景を見たものです。お給料で言うと、30歳くらいの年収で最大2倍以上は差が付いていました。

計画性を持って仕事をする人を見ていると、簡単な仕事はすぐに終わらせる、難易度が高い仕事は事前に上司に仕事の進め方の確認や、場合によっては自分一人で対応が難しい場合は周囲への協力を依頼するなど、仕事全体を広い目で俯瞰し、段取りをきちんと組んでいます。行き当たりばったりの人は、この俯瞰した目線を持てておらず、まさにいま頭に浮かんだ業務だけを仕事の難易度や締切を考えずに進めているのです。

では、そういった良い仕事のやり方というのは、どこで差が付くのでしょうか?やはり、新入社員1年目でどういった教育を受けるか?というのが大きいと思います。まっさらな状態のタイミングで、会社が体系的に指導出来るよう、所属する部門や上司ときちんと連携して対応した社員は、全員とは言いませんが多くがきちんとした仕事のやり方が身につきます。

これを学生に置き換えると、小学校1年生のタイミングと同じと言えます。ピカピカの1年生(新入社員)は、何色にも染まっておらず、やる気に満ちあふれている訳です。そのタイミングであれば、素直に色々な「正しい進み方」を先入観無しに吸収出来ます。これが色に染まってしまった3年生や4年生になると、なかなか素直に・・・とは行きませんよね。

ピカピカのタイミングで、ご家庭(部門や上司)であったり、学校(会社)がどういった環境を用意してあげられるか?非常に重要なことです。

そのタイミングで適切なフォローが出来ずに、きちんとスキルが身につかなかった場合は、次は部署異動や転職というタイミングを待たなければなりません(自分で自己研鑽して気付く人もいるでしょうが)。これも学生に置き換えると、中学校入学や高校入学というタイミングと言えるのでは無いでしょうか?

さらにそれらのタイミングでもスキルを身につけるチャンスを逃してしまう場合もあるでしょう。チャンスを逃す回数が多くなると、段々とチャンスは巡ってこなくなります。会社で言うと、閉職に追いやられるか、辞めざるを得なくなる訳です。

良い仕事が出来る、良い勉強が出来る両方とも同じなんでしょうね。適切なタイミングで適切なスキルアップの環境を用意し、良い波を作って上げる。という事です。

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2016.10.04

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