# withyou 最近、ニュースや紙面でも「with you」という文字を目にする機会が増えました。生きづらさを抱える10代への企画です。 色々と大変な世の中です。 問題点が見つかると、過剰なまでの防御態勢がすぐ整います。 「パワハラ」「セクハラ」が問題になったとき その他大勢「アカハラ」「モラハラ」「オワハラ」「マタハラ」ざっと30種類 誰が加害者で誰が被害者なのか、何をしていいのか、何をしていけないのか そういう本質的なことが逆に薄らいでしまいました・・・ 個々を考えますと、「なるほど、それは問題だ」と感じます。 しかし、些細なことにも過剰反応して自身の首を絞めることもあります。 こういう「ハラスメント」に対しては大まかにとらえるのではなく、 その時の現場や状況をしっかり考察しなければ本質は見えてきません。 残念ながら日本社会にはまだ平気で無神経なことを言うクラッシャーが多くおります。 クラッシャーを遠ざけるのは簡単ですが、クラッシャーを建設的な考えに転換させられるかどうか、これが難しいのです。 彼らも追い詰められている人間なのです。 さて「不登校」です。とにかく「学校にいけない」のです。 理由は様々です。なので、彼らに寄り添う機関の存在はありがたいものです。 本当に深刻な問題をかかえる子供たちがほとんどです。 SNSなどで自分の居場所を見つける子たちもいます。 学校に行かないと、授業のプリントが自宅に届きます。 友人から励ましの手紙、LINEなども届きます。 そうやって学校という社会から、焦りと罪悪感の中で彼らは「置いてきぼり」になっていきます。 先ほどの「ハラスメント」のように等式を作ってはいけないと思います。 不登校=問題児ではありません 不登校=堕落者ではありません 不登校=そういう生き方が正しいとも言いません 彼らを不登校にした子「いじめっ子」の存在、それを見過ごした「学校」、見て見ぬふりをした「大人」 そこに問題の本質があるのです。 不登校とは「結果」であり、「原因」ではありません。そして「原因」とは不登校になった子の言動、行動、考え方、家庭環境です。 いじめっ子の言動、行動、考え方、家庭環境です。 周りにいた子の言動、行動、考え方、家庭環境です。 最後に 結果として「不登校」になったのであれば、それはけして「楽しいもの」ではありません。 彼らには社会との接点が必要です。 そういう意味で彼らに手を差し伸べる機関に「価値」があるのです。 個人的な見解として、本人の苦しみを理解できる人などいないと思います。 ただ、その苦しみを誰かと共有すれば少しは楽になるかもしれませんね。 ・24時間こどもSOSダイヤル 0120-0-78310(なやみ言おう) ・こどものSOS相談窓口(文部科学省サイト) →http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/06112210.htm ・いのち支える窓口一覧(自殺総合対策推進センターサイト)→https://jssc.ncnp.go.jp/soudan.php カテゴリー: セルモの教室長BLOG 2018.08.21