セルモの教室長BLOG

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通信教育で学力を上げられるのは一握りの生徒だけ・・。

ベネッセHDの原田社長が退任されるそうですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160511-00000083-zdn_mkt-bus_all

原田さんはアップルコンピューターの日本法人、日本マクドナルドの社長を歴任され、プロの経営者としてベネッセから招集されました。その手腕には賛否両論ありますが、プロの経営者と呼ばれると言うのは、中小企業経営者の自分からすると大変羨ましいものです(笑)。

記事によると退任の原因として、メイン事業の進研ゼミの会員数減に歯止めが掛からなかったからと言うことですが、これは今に始まった話ではなく原田さんが着任される前からの流れですよね。

進研ゼミはいわゆる「通信教育」の代名詞でありますが、昔は学習塾が無いエリアの方にとっては有効な活用手段でした。ところが、現在はあらゆる場所に学習塾はあり、教室長がGWに訪問した沖縄の石垣島にも学習塾はあります。

また、現状の学習指導要領の難易度や生徒の学力相場から考えると、「通信教育」では学力の改善が難しいのが実情です。最近ではタブレットを導入して学習への意欲や関心を高めようとしていましたが、そもそも学力に課題を抱える生徒は「どこを勉強すれば良いのか?」「勉強法の何に課題があるのか?」と言うことが根本的に理解出来ていない状況でありますので、そこをきちんとコンサルティングしてくれる個別学習の塾で無いと対応出来なくなっていることを理解しなければいけません。

例えば当教室においても昨日10名前後の小学生と20名前後の中学生が学習のため来校しましたが、誰一人として同じカリキュラムを勉強している生徒はいないのです。丁度中学校は定期テスト前ですから、それこそ勉強の内容はバラエティに富んでいました。

常に生徒のコンディションを綿密に分析し、それに対して適切な学習手段を用意する訳です。セルモの場合、コンピューターシステムを利用した学習をしている生徒もいれば、全てクリアしたので仕上げに問題集をやっている生徒など・・。本当に準備するほうは大変です(笑)。

残念ながら通信教育の仕組みでは、多段階に分かれる生徒の学力にあった学習方法を提供することは難しく、また生徒自身をハンドリングする司令塔(教室長や講師)がいませんので、適切に学習を進めることが難しいのです。

実際に進研ゼミを含め「通信教育」を長年取られていたけど、全く効果が無かった生徒さんが多数ご入塾されています。

もちろん「通信教育」にもメリットはあります。

「好きな時間に勉強出来る」「塾より安価である。よって多くの科目を勉強出来る」というような点です。

結論としては、生徒のコンディションにあった学習法を選ばないといけないと言うことですね。

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2016.05.12

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