セルモの教室長BLOG

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風化させないことが大事

熊本県内の小中学校の全校再開が近いようです。

読売新聞の記事では、残る3校も明日11日には再開とのこと。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160510-OYT1T50078.html?from=ytop_main4

個人的には想像したよりも早く再開し始めた印象です。現場の先生や関係者の方々の苦労が想像されます。1日でも早くという思いで、休みも無く全力で努力されているのでしょう。

おそらく一部使えない施設や危険な箇所も残っていると思われますので、生徒を初め関係者の方々には十分安全に留意して頂きたいものです。

ただ、別の報道でもありましたが、学習の遅れがすでに2週間以上あるようです。また心に傷を負った子ども達もいるようですので、学校が再開したからすぐにスムーズに進むかと言うと、そんんなことはないでしょうね。中には自宅が被災して、家が無い子どもや本来の学校には通えない子どももいることでしょう。先生方の中にも被災されている方もいらっしゃるかもしれません。

とにかく一つずつ解決していくしかありません。特効薬は無いので、引き続きの周囲の支援と関心が大事だと思います。

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2016.05.10
中学三年生の受験生向けセミナーを実施しました。

昨日は朝からテスト対策2セット計6時間、夕方から受験生対策のセミナーで「志望校の決め方と今後のアクション」という取り組みを実施しました。

当教室では学習指導以外の受験生向けフォロー(面接や集団討論、作文のフォロー)が自慢なのですが、今期の受験生向けの第1弾のアクションです。

まずは志望校をなぜ今のうちに決めないといけないかその理由や、志望校の決め方、志望校を決めたあとのアクションについて説明をしました。

そして、生徒達には各自パソコンに向かってもらい、志望校や併願校の「学校説明会」の日程、学校への行き方、そして保護者さんにとっては一番肝心な「学費」について調べてもらいました。

生徒達が驚いたのが、この学費の計算に関してです。各自で学校のHPを見て受験要項に書いてある各諸経費の合計を出してもらいました。平均的には制服代等も込みで、初年度都立35万・私立90〜100万(もっと高い学校もあります。)というのが相場です。

特に私立を志望する生徒の中には、志望校の100万を超える費用を見て絶句していました。

都立の生徒も「こんなお金どうやって払うの!」と言っていたので、「ご両親に払ってもらうのだから、真剣に勉強しないと35万が100万になってしまうよ。」と伝えておきました。

色々説明するより、お金の計算してもらうのがスイッチを入れる上で一番手っ取り早いですね。

一方セミナーを遅刻や無断欠席した生徒もいて、その生徒達をどうしていくかというのも我々にとって重要な課題です。さすがに中3生はスケジュールくらい自己管理して欲しいものですが、やはりそれさえも出来ていない生徒がいるのも事実です。受験というのは学習だけでなく、マナーや自己管理についてもきちんとブラッシュアップしていかなければ、志望校合格を果たせません。

まだまだ長い道のりとなりそうです。

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2016.05.09
中学2年生のご入塾は応相談となりました。

昨日山崎中学校2年生の生徒さんのご入塾がありました。

お母さんと色々ご相談もでき、さっそく本日日曜日のテスト対策授業にも参加してもらうことになりました。テスト直前のご入塾ですので、どこまで貢献できるか分かりませんが、少しでも成績が改善出来れば良いですね。今回は当教室の前を生徒さんの祖父の方がよく通られていたと言うことで、チラシや各種ご案内をご覧頂いてのご入塾でした。

さてこの生徒さんのご入塾で、中学2年生の生徒さんは原則定員となりました。塾全体としては、定員まであと数名と言うところですので、今後の中学2年生の生徒さんのご入塾に付きましては、応相談とさせて頂きます。

受けられても1〜2名と言うところでしょうか。やはり学年毎にフォロー出来る人数に限界がありますし、時間帯による人数制限もありますので、場合によってはお受けできない場合もあるかと存じます。中学2年生の生徒さんに付きましては、別途ご相談下さいませ。なお、中学生は1年生が残り3名、3年生は残り1名までとなります。

小学生も現在体験中の生徒さんのご入塾が完了したら、残り枠は1〜2名というところです。こちらもご検討はお急ぎ下さいませ。

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2016.05.08
単に「やる気が無い」と判断してはいけません。

「やる気が無い」

その一言は非常に奥深いものがあります。学習が苦手な生徒に対し、周りがついつい言いがちな言葉です。

確かに学習は「やる気」が無いと前に進みません。しかし、学習が進まない理由が「やる気」だけかと言うと、そうでは無いと言うことを理解しなければいけません。

最近ようやく世間的に理解が広がってきた「発達障害」の問題。多動性注意欠陥障害や、学習障害といわれるものが、学習の進捗を阻害します。本当は「やる気」はあっても、「集中出来ない」「覚えられない」「耳から入った情報をうまく処理出来ない」「字がまっすぐ書けない」など、様々な症状が出てしまうわけです。国の研究では、6%の生徒が発達障害を持っているという統計がありますが、これはあくまでも受診して診断がおりた生徒さんの数でありますので、実態としてはもっと多いと判断したほうが良いでしょう。

また他には「ナルコレプシー」という睡眠に関する症状もあります。この症状は、日本人に多い症状と言われており、昼間に強烈な眠気を発し、本人も気づかないうちに眠っている状態を指します。600〜1000人に一人いると言われていますが、学習塾で生徒と接している立場としては、実態はもう少し多い印象です。当教室も開校以来5,6人のナルコレプシーと思われる生徒さんと接してきました。

実際にその症状を持った生徒の保護者さんが、授業に来校した生徒が座ってものの1・2分で突然眠っている姿をご覧になられて驚かれたこともあります。

特に中学生の年齢(15才前後)に多い症状と言われていますが、その原因や治療法が明確になっていない事もあり、なかなか難しい病気です。最近では、睡眠外来など「眠り」に関する専門科が出来るなど、社会的にも注目されはじめています。ちなみに上記の発達障害とナルコレプシーの両方の診断をお持ちの生徒さんを指導したこともありますが、その対応は大変むずかしいものがありました。

このように「やる気が無い」という判断がいかに危険かと言うことがおわかり頂けたと思います。本当に「やる気」だけの問題かどうかは、多数の立場できちんとそのお子さんを観察し、特有の症状が合った場合は専門科に相談することが必要です。

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2016.05.07
う〜ん、そこまで来たか・・・。

今日のお昼に、とある中学校1年生の生徒さんが1学期中間テストの「定期テスト範囲表」を持って教室に来てくれました。

何気なく見ると4科目しかテストがありません。英語が無いのです。生徒の「なんで英語が無いの?」と聞くと、「授業が進んでいないから、先生がテストは期末テストにやります。と言っていた」と言うのです。

当然他の学校は英語をやっています。学校により進度の差はありますが、だいたい15ページから20ページほどが範囲として指定されています。このテストが無かった学校の授業は、始業式以降色々聞いていますが、要は新1年生と言うこともあり、「自己紹介」「その他もろもろ」な事情で実質的に授業が進められておらず、予定範囲が終わらなかったのだと想像します。

結果的にテストをやらない判断は分からなくは無いのですが、そもそも自己紹介やオリエンテーションが多すぎるんですね。生徒達も「何回自己紹介するんだろう?授業は進まないけど、大丈夫なのかな?」と言っている生徒が多いです。

各科目の先生が同じ事を求めるから、5回も6回も自己紹介するそうです。今はイジメの問題などもあり生徒達のアイスブレイクが必要なのは理解できますが、さすがに生徒に授業の進捗を心配されるようでは駄目ですね。結局2学期、3学期にその進捗が影響し、きちんと説明がされない「流した授業」が多くなってしまいます。現実、今年の中学2年生で1年生の教科書を使って終わっていない範囲をやっている科目も多いです。

最終的には3年生で辻褄が合わなくなり、あとは「塾で勉強しておいて」という先生もいらっしゃるくらいです。社会の公民などはいつもそんな感じです。なんせ、某中学校では学習が必要な約180ページ中40ページしか終わりませんでしたからね。ほとんどの範囲は塾でしか勉強していないわけです。

やはり今一度「教科書を作る人」と「現場の先生達」はコミュニケーションを計り直した方が良いかも知れませんね。本当に必要な知識を、いかに時間内できちんと教えるか?どの位の時間が必要か、再計算をする。など本当に真剣に考えて頂きたいと思います。

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2016.05.06

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