セルモの教室長BLOG

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教育現場の現状の課題

読売新聞に以下の記事が出ていました。

激務 副校長・教頭を敬遠

公立小中高 降任申し出や昇格望まぬ事例

公立小中高校の教員が、副校長・教頭の職を敬遠する傾向が強まっている。自ら希望して一般教員への降任を求める副校長・教頭のほか、昇格を望まない教員も目立つ。背景には、その激務ぶりがある。

東京都内の50代半ばの小学校副校長に、ある1日を記録してもらった。

午前7時にどの教員よりも早く学校に着くと、校内の見回り、会議、市教委への報告など分刻みで仕事が入る。昼食は10分間。午後も連絡網の作成や電話応対などに追われ、午後8時半、最後に学校を出・・・

以下参照

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/special/CO007449/20150606-OYT8T50021.html?from=yrank_ycont

この記事は公教育の組織が機能していない状況を端的に表していますね。

現状、学力低下・不登校・いじめ・発達障害など様々な問題がある中で、校長先生や教頭先生など数名の幹部職員で全ての課題に対処していくのは無理があります。担任の先生がいるじゃないか?という声もあるでしょうが、部活動の顧問や教務もあるので、担任の先生もいっぱいいっぱいなのではないでしょうか。

やはり民間企業のように、分野別に担当役員(責任者)を任命し、マネジメントの業務とオペレーションの業務は分けていかないといけませんね。

この辺りの組織論は、市区町村の教育委員会では改革は難しいでしょう。やはり国が率先して、改善していく必要があると思います。しかし国会中継を見ていても、教育に関しての議論はほとんどありませんね・・。

教室長 宮谷

カテゴリー:
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2015.06.17

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