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関東大震災から100年 [教室長:松本]

1923年9月1日11時58分、大きな地震が南関東地方を襲い大きな被害をもたらしました。


今年でちょうど100年経ちます。ちなみに9月1日は「防災の日」です。



今年は関東大震災に関連したニュースを2つ、目にしました。


1つ目は震災直後の「カラー化された映像」に関してです。まだ炎に包まれた街、戸惑う人々の不安な表情が鮮明が映し出されておりました。「たいしたことない」という油断の後に襲った「同時多発火災」で被害は甚大なものになりました。


2つ目は映画「福田村事件」です。震災後の不安な心理状態から攻撃的になった群衆の矛先は、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」という根拠のないデマから他者へ向けられました。



朝鮮の方々は「濁音」の発音が苦手なので「十五円五十銭」と言えるか言えないかで判断しようとしたようですが、やっていることは卑劣で、魔女狩りのようなものです。ちなみに本作品で被害にあったのは香川県から来ていた薬の行商団で、同じ日本人でした。


中学時代にこの事件について教わった時、私には理解できませんでした。今でも理解できませんが、自分に理解できないことを排除するのではなく、当時の時代背景、人々の心理状態を想像することは大切なことだと思います。


さて、1923年の関東大震災からちょうど100年・・・入試に出題されるかもしれませんね。

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