本日は受験生の日帰り合宿勉強会7回目です。
写真は先週のものです。
本日の運営は松本教室長と坂井先生です。今日も各自ごとにやるべき内容を細かく事前準備しました!
受験生の皆さんは昼から夜までコツコツ頑張りましょう!!
本題です。
今、中学2年生は「四分位数と箱ひげ図」という数学の単元を解いている、もしくは解き終わった生徒さんが多いです。
中学2年生の数学の最終単元である同単元・・。
昨日、スキー教室による欠席で生徒が少なかったので、中学2年生を中心に保護者さんへコミュニケーションの電話をさせて頂きました。
まもなく3年生に進学します。学習の状況や今後の見通し、そしてそろそろ絞り込んでいかないといけない志望校の候補先などのお話をしました。
その中で、数学の「四分位数と箱ひげ図」のお話をすると、多くの保護者さんが「それ何ですか?」とおっしゃいます。
この単元をご存じないのも仕方ないと思います。
保護者さんが学生の時はそもそも数学の内容に含まれていませんでしたし、ここ最近もずっと高校1年生の数学で学習する内容でした。
それが2021年の指導要領改訂から中学2年生に降りてきました。
大別すると、「統計・データ分析」に関する単元です。
「四分位数」という言葉の通り、データを4つに分けます。中学1年生で「中央値」を学習しますので、それをさらに二等分ずつした数値です。
数字を小さい順から並び替えて、まずはど真ん中の数字を選択、数字が上下に分かれますから、さらにその上と下を二等分します。
つまり、数字を25%ずつに分け、そのどこに入るかを分析する学習です。
さらに「箱ひげ図」というのは、その分けた数字をビジュアル化したものです。
定規の目盛りを読むこと、グラフや図形学習が苦手な生徒は、この箱ひげ図も苦手とします。
数学の各学年の最終単元には、この統計・データ分析の単元が必ずあります。
これは今の学習指導要領が「生きる(活きる)力を伸ばす」ことを主眼に置いているので、将来仕事をする時に必要になる分析・マーケティング的な要素の学習を重視しています。
「四分位数と箱ひげ図」の前の単元の「確率」も同じですね。
こういった専門的な単元も今の中学生は学習しているのを理解してあげて下さい。
単に「やる気が無い」「勉強の仕方が分からない」ということではなく、「解釈が難しい」単元や内容が多いのです。
ちなみに、今まで中1の履修内容だった「度数分布表・代表値」は、小6へ移動しています。
計算が出来れば算数がOKというわけではありません。
文章題、図形、データ分析様々な内容を把握しておく必要があります。皆さん、しっかり備えて下さい。