セルモの教室長BLOG

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推薦入試直前[教室長:松本]

今週末は私立高校、来週は都立高校の推薦入試(出願は本日18日まで)が行われます。


生徒たちが中学校時代に受けてきた定期テストの得点、提出物や授業態度が点数化された内申点(調査書)を変えることはできません。


ですが、面接や作文の内容は直前まで推敲することができるのではないでしょうか。


昨夜、作文の練習をしている生徒からこんな話を聞きました。


学校から「大丈夫、○○くんは受かると思うよ」と言われたそうで、その話を真に受けておりました。

私自身、高校入試の時に学校の先生から「大丈夫、お前は絶対受かる」と何の根拠もない宣言をされ安心したものです。確かに私はその言葉を喉から手が出るほど欲しかったのかもしれません。しかし、そのまま受験の雰囲気に飲まれ、これといった努力もせず、頑張っている気持ちになり、結果落ちました。そこから学んだことが今に活きています。


試験の合否を決めるものは数字です。それは一見「血も涙もない」ものに感じられるかもしれません。しかし、一定の得点を取ったものが「合格する」点においては非常にフェアな制度だと思います。

例えば企業の採用試験と比べるとどうでしょう。応募してきた学生たちのハガキを投げて一定の距離を飛んだ人にだけ採用試験の案内をする、ただお酒を飲んで気の合う学生だけ次の採用面接に進める、こんな理不尽なことがまかり通った時代もあったのです。


私は生徒に事実を伝えました。


君の内申点はこうで、合格基準はこうだ。だからまだまだ努力しなければならない。もう一度志望理由を見つめ直し、他の人にはない君の良さを考えるべきだ。君より内申点が高い受験生たちの中で、「普通」では勝てない。


その生徒はやんちゃですが、友達を思いやる心があり、リーダーシップもコミュニケーション能力もあり、行動力もあります。その良さを最大限にアピールしてほしいと思います。


さて、そういう生徒さんは他にいないでしょうか?

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