英語は早期習得に限る! be動詞と一般動詞の違いを理解しているか確認してみましょう!! [代表:宮谷]
中学生で英語を苦手とする生徒さんの多くに、明確な理由が存在しています。
①文法を体系的に理解していない。
②単語を覚えていない。
③日本語と英語の変換手順(語順ルール)を知らない。
概ね、この3つでしょうか。英会話を習っている生徒さんでも、学校の英語が出来ない生徒さんはたくさんいます。
特に、①が多い印象があります。
体験学習に来られる多くの中学生が、文法の一番基礎であるbe動詞と一般動詞の違いが分からないまま学年が進んでいます。基礎がわからないと、その後いくら勉強を重ねても効率が悪いだけです。
be動詞は、日本人には少し分かりづらいのですが、主語について説明する動詞です。
動詞と言っても、動作を表す言葉ではなく「状態を表す言葉」なので、混乱してしまいますね。
ただ、そもそも動詞や名詞の「詞」という言葉の意味が理解出来ていない生徒さんもいますので、「詞」というのは「言葉のルール」と要約してあげる必要があります。
「動詞」つまり、「動作を表す言葉のルール」と説明してあげると、多くの生徒さんが納得します。
しかし、動作を表す言葉では無い「be動詞」がなぜ動詞なのかというと、西暦500年頃に使われた「古英語」に由来するそうです。
「古英語」は、英語・スペイン語・ロシア後など多くの言語の源流となった言葉です。
昔大学生の時の英語の先生に聞いた話では、「存在」=「主語が生きている(魂が宿る)」=「動詞」と説明がありました。これは哲学的で、中学生には分かりづらいですね。ヨーロッパは哲学を大事にします。
ただ、主語が人や動物で無い「物」の場合もありますしね。あまり細かく考えると、ややこしくなるので「そういうものなんだ」で良いと思います。
だから、be動詞がなぜ動詞なのか説明している教材はあまりありません。
一応、この「存在動詞」は世界中の言語にあり、日本語でも「ある・いる」などが該当します。でも、小学校や中学校で「存在動詞」という言葉は習いませんよね。
さて、もう少し詳しくbe動詞を説明すると、
例えば、「私は中学生です。(I am a junior high school student.) 」と主語の状態について説明しています。
つまり、「私=中学生」となります。
噛み砕くと、私が中学生であるという「情報を提供している」ことになります。
一方で、一般動詞の例をあげると
「私はテニスをする。(I play tennis.)」があります。
「私≠(スポーツを)する」なので、主語の状態を提供しているのではなく、具体的に行っている動作を説明しています。つまり、全く別物の動詞(言葉のルール)となります
英語が苦手な生徒さんは、be動詞と一般動詞は別物なので、一緒に使うことは無いよ?と説明しても、「I am play tennis.」と書いてしまう生徒さんが多いです。
感覚的に覚えてしまった自己流ルールを記憶から消し去るのは、意外と手間が掛かる作業です。
できれば小さいうちから、正しい知識を身に付けていきたいものです。あとで修正するのは大変ですから。これは英語に限った話ではありません。
それに、英語を中学生から本格的に学習するのは、「日本語が完全に馴染んでしまった中学生」にはハードルが高いものです。
個別学習のセルモに通われている生徒さん、そうでない生徒さんともに、英語の体験授業を受けることが可能です。ご希望の生徒さんは、各教室長までご相談下さい。アルファベットの書き方からご指導差し上げます。英語を1からやり直したい中学生の生徒さんも歓迎です。