ご存知の通り、学校の定期テストの平均点がどんどん下がっています。
2学期中間テストで鶴川中学校2年生の数学が40点と聞いて驚きましたが、同じセルモのオーナーさん仲間から聞いた話でしゃ、東京23区の某A区の中学校1年生では後期中間(2学期制ですね)で英語が35点だったそうです。当然100点満点です。
35点ということは、20点以下の生徒さんもたくさんいらっしゃる状況となります。
参考ですが、この2学期期末テストでセルモ各教室の近隣中学校1年生も・・。
小山田中学校 1年生 数学40点
忠生中学校 1年生 英語51点(それ以外の4科目もすべて50点台前半)
薬師中学校 1年生 数学49点
鶴川中学校 1年生 数学49点
・・・とたまたま手元にあったデータの上から4校ほどピックアップしただけですがこの状況です。
他にもなかなかのデータがありましたが、全部書き出すとキリがありません。
以前からも、まれに30点台や40点台の成績の学校もありましたが、ここまで各学校が軒並み成績を落としていることは珍しいです。
一部高得点の学校もありますが、テストの内容を調整しているのがよく分かります。先生の配慮でしょうね・・。
やはり2021年からの学習指導要領の変更が影響しています。
量も増え難易度も上がっているので、上位の生徒さんと下位の生徒さんの成績差が開く一方です。
結論から言うと、今の指導要領の変更は失敗だと思います。
内容も問題ありますが、それを支えるサポート体制にも課題があるのでは無いでしょうか。
もし我々が今の指導要領の内容を「学校で先生の変わりにきちんと教えろ!」と言われたら、授業時間数は今の学校の授業時間の1.5倍位時間を頂戴したいと思います。
それくらい量も多いし、単に暗記をするだけで良いのなら今の時間数でも良いのかもしれませんが、学習の目的は暗記するだけではありませんよね。授業時間数が全然足りないと思うので、学校の先生達も気の毒です。
また、学習を苦手にする生徒さんをしっかりフォローしようと思うと、先生一人では厳しいでしょう。
と言っても少なくとも今の指導要領は中学校であと8年続きます。いきなり授業時間が増えることもありません。今でもめいいっぱい詰め込んでいますからね。そもそも先生の数が全く足りません。
急な変更は無理だと思うので、ご家庭や学習塾が一体となって生徒さん達をサポートするしか無いと思います。頑張っていきましょう。
なお、2学期期末テストの成績優秀者に順次景品を差し上げています。本当はもっとたくさん対象者がいるのですが、成績の提出が期限内に出されていない方は表彰の対象外となっています。次回から期限内に提出をお願いしますね。