第3回日帰り合宿勉強会! 動機が芽生えた中学2年生!! [代表:宮谷]
昨日12月3日(土)は受験生の第3回合宿勉強会でした。
開始早々予期せぬ出来事(笑)もありましたが、多くの生徒さんが集中して頑張ってくれました。
まだ、意識が受験に向いていない生徒さんも少し残っています・・。
そろそろ自分と向き合いましょうね。
さて学習の課題も・・一気には解決しません。徐々にですね。
カリキュラムの一つとして、毎回集合直後に都立数学大問の1を毎回解いてもらっています。
3回目の昨日は、全体としては平均点は上がってきていますが、理想の点数を取れずにがっかりしている生徒さんもいました。
都立大問の1は46点の配点があるのですが、都立一般入試は学力テストを1.4倍するので、実際は64.4点の配点となります。
700点満点の64点ですから、大きいですよね。約1割です。
他の科目や問題と比べて、出題傾向が明確なので対策は必須となります。絶対に点数を取らないといけない箇所です。
毎回各問題を正解した生徒さんにホワイトボードに書き出してもらっていますが、計算式はだいぶん丁寧になってきました。
また、計算以外の3つの問題も解ける生徒さんが増えています。
今回は二次関数の変域・確率・作図図形がその3つでしたが、教科書レベルの問題に若干プラスαのレベルです。
全員が今まで学校やセルモでも沢山解いてきた問題の延長線上ですから、冷静に今までの学習経験を活用していきましょう。
今日4日も合宿勉強会を行います。中学3年生の皆さんは引き続き頑張って下さい。
話は変わり・・・、
一昨日、ある中学2年生の男子生徒さんと、その生徒さんの将来についてお話をしました。
入塾時は特に将来の夢や目標は無かったようなのですが、何日か前に「ある面白い資格を得られる学校」の話をしたところ、とても興味を持ってくれたようです。
昨日その話をすると、「先生がこの前言っていた仕事に興味を持ち始めた。」とのことでした。
具体的にどういう話をしたかというと、今後少子高齢化社会の中で活躍していこうと思うと、「世の中に絶対必要とされている仕事」をするか、「革新的な仕事」をしていく必要がある。しかし、革新的な仕事というのはなかなかできるものではないので、まずは世の中に絶対必要で、50年後も無くなっていない仕事について考えてみるのが良いのでは?とアドバイスしました。
私が思う50年後も無くなっていなくて、絶対に世の中に必要とされている、さらに誰でもなれるわけでもない仕事として紹介したのが「海の仕事」でした。
その海の仕事に就ける学校があることをお話しました。
それは、「四級海技士(船舶)」もしくは「内燃機関四級海技士」の資格が取れる”国立館山海上技術学校”です。
一般的に大型船舶というのは、20トン以上を指しますが、この20トン以上の大型船舶に乗船するための資格が海技士の免許です。
運行を担当する海技士と、船のエンジンなどのメンテナンスを担当する内燃機関海技士があります。ちなみに、四級が取れると、5,000トンまでの船の船長になることが出来ます。
5,000トンの船は以下の写真のような船のことを指します。結構大きく無いですか?下の写真の船で丁度5,000トンとのことです。本田重工業さんという日本の会社が作った船です。
おそらく50年後の世の中は大きく変化していると思いますが、「どこでもドア」が開発されない限り、物や人を運ぶ仕事は無くならないと思います。陸も海も、運転はすでに自動化の開発がだいぶん進んできていますので、50年後は無人で走っているかもしれませんね。
その中でも海上輸送というのは、国家間で物を大量に運ぶ最有力手段です。
国立館山海上技術学校は、全国に3つある国立の海上技術学校の一つです。
関東圏内で高校から海上技術の習得、資格の取得を目指す人が受験します。当教室からも、過去に1名の方が進学されています。
生徒さんには、「興味を持てるものが出来たのはとても素晴らしい。でも、この学校も全寮制で通常の都立高校よりお金が掛かる(それでも一般的な私立高校と比べたら随分安いです。)ので、ご両親にきちんと話をして許可を貰わないといけないよね。」と伝えました。一度学校見学や説明会に行ってみるのが良いこともお話しました。
また、受験に際しては中学校側の協力も得ていく話になりますので、曖昧な気持ちでは目指さないで欲しいことも伝えています。過去には、同校への受験を急に「やっぱり止めた!」と言った生徒さんもいらっしゃり、随分色々な方を困らせた風景を見たことがあります。
また、別の中学2年生の女子生徒さんとは、「好きな美術やイラスト」に関係する学校についてお話をしました。
そのお話をしている時の生徒さんは目が輝いていました。しかし、今は現実として学力が追いついていません。
ただ、その生徒さんと同じ状況でご入塾され、しっかりリカバリーして美術系の高校に入った生徒さんもいたことをお話すると、私も頑張りたいということでその後の授業とても頑張ってくれました。
夢や目標を持つということは本当に素晴らしいですね。