テスト範囲表の読み方! 中学生のカバンの重さ・・何とかならないものか? [代表:宮谷]
中学校の定期テスト2週間前となり、テスト範囲表が配布されています。
保護者様は内容はご覧になられましたか?
特に着目して頂きたいのは・・・、
①範囲となる教科書ページ数
・昨今の教科書は量がとても多いので、特に理科や社会は50ページ以上、場合によっては80ページ近くのテスト範囲を課されるケースも多いです。
当然これだけ範囲があると一夜漬けは無理です。例えば、テスト前日になって「ノートに内容をまとめる・・」かなり無駄な作業なので、やめたほうが良いです。教科書を読んで、重要語句を確認し問題集を解いて下さい。
また、ページ数の記載の無い科目・先生もいらっしゃいます。お子様と一緒に教科書の該当範囲を確認して下さい。
特に国語は単元名で書いているケースも多いので、「あれ?こんなに量が多いの?」と直前に気づくケースがあります。国語を勉強する際は、教科書に書いてある「学習のポイント」をしっかり読み込んで下さい。その単元や作者が伝えたいこと、読解のポイントが書いています。まさにそれがテストに出るわけです。
漢字や英単語の学習も要注意です。特に、英単語は新教科書になって1.5倍量となりました。こちらも一夜漬けは無理です。
②提出物
・以前と比べると提出物は減りましたが、提出物は評定に大きく影響しますので、まずはテスト範囲表の提出物にラインマーカーを引いて下さい。
そして、お子さんと一緒に提出物の取組状況、実施時期を確認しましょう。特に、作業がゆっくりな生徒さんは、テスト範囲表が配られてからでは、作業が間に合わないケースもあるので、範囲表配布前に学校の先生に取材に行くのも良いと思います。結構教えてくれますよ。
未提出のクセが付いている生徒さんは、セルモにご連絡を頂き、セルモの授業を一旦止めてでもセルモの教室で取り組ませて下さい。約束を守らない生徒さんは、学校の先生の心象が非常に悪くなります。受験期に応援してもらえなくなるので、提出物は絶対に提出させましょう。自習スペースを活用して頂いても構いません。
家庭でやる場合は、特に土日が提出物を一気に仕上げるチャンスです。朝が一番集中出来ます。
さて、話は変わり最近中学生のカバンの重さが尋常ではありません。
鶴川教室は、学校帰りに登校してくる生徒さんも多いのですが、彼等・彼女等のカバンを見ていると「登山に行くの?」といった感じです。登山に行くより重たいかも・・。
断りを入れて持たせてもらうと、恐らく12〜15キロ位はあるのでは無いでしょうか?
こんなに重たいカバンを持って学校に行っているのは、日本だけでは?と思ってしまいます。恐らくそうでしょう。
教科書全部、クロームブック、筆記用具、水筒・・・、中身が多すぎます。こんなところで日本は頑張らなくて良いはずです。
体重が軽い生徒さんだと、中学生は30キロ台ということも珍しくありませんから、自分の体重の1/3〜1/2のカバンを持っていることになります。
中には使わない教科書や道具を入れている生徒さんもいるでしょうから、保護者さんの支援のもと中身は整理して頂くとして・・・。
それでも20%軽くするのが精一杯でしょう。
教科書は置いて帰れるはずですが、定期テスト期間になるとそうもいきません。全教科デジタル教科書を導入するしか解決方法は無いので、早く町田市教育委員会は対応して欲しいですね。
ちなみにご家庭によっては、もう1セット教科書を自宅に置いておられるご家庭もあります。教科書は取次店で購入出来ますので、費用の点を除けば良い対策だと思います。町田市は鶴川の須崎書店さんと久美堂さんが取次店ですが、須崎書店さんのほうがスムーズに販売してくれます。
ちなみにセルモは、相模原市のブックス山田さんと、須崎書店さんで購入しています。
いずれにせよ、この重たいカバンはほとんど虐待・・というと言い過ぎかもしれませんが、健全な成長・歩行に影響が出ますよね。早く改善して欲しいものです。