先週末の15日(土)、木曽教室で「忠生・木曽・鶴川3教室合同」の面接練習会を実施しました。
東京都立高校で推薦入試を希望する多くの生徒さん達が参加してくれました。一部、私立高校志望の生徒さんもいます。私立はほぼ100%面接ありますね。
東京都立高校は、コロナ禍で集団討論が中止になっているので、生徒さん達は試験項目が減った分、面接や作文のウェイトが高くなっています。
学習塾で面接や作文対策をやっているところは数少ないと思いますが、セルモは長年この取り組みを続けています。
特に、直前以外の時期に対策を取っている学習塾はほとんど無いと思います。
早めに取り組んでいる理由の一つは、直前に対策をしてもレベルをあげることが難しいから。時間が足りません。二つ目に、生徒の意識が上がるからです。
面接や作文を最初から合格レベルでできる生徒さんはほとんどいません。
(昔は、実際にこんな感じの態度をとる生徒もいましたが、いまさ流石にいません。)
最初はあまりにも出来ない・緊張する・・という状況なので不甲斐なさに涙を流す生徒さんもいます。
(※我々が叱っているとか、そういうことではありません。)
しかし、徐々にレベルを上げて評価をさせることで、生徒達は努力する意味を発見します。
社会人になる時は、就職活動で多くの人が面接を受けます。きっとそういう時にも大いに役立つのでは無いでしょうか。
さて、昼から時間帯を3つに分けて実施しましたが・・、結論としては残念ながらほとんどの生徒さんが「準備不足」です。
一部、しっかり準備や練習してきたな・・という生徒さんもいましたが、本当に一部の生徒さんです。
例年と比べても遅れている印象が強いです。我々としても危機感を頂きました。
準備とは、身だしなみ・想定問答への解答準備です。
面接は第一印象が大事なので、まずは身だしなみ。1回目の練習会で「これはNGです。」とお話したことをすっかり忘れている生徒さんが多かったです(笑)。我々の伝え方が足りなかったのもかもしれません。
ここではどこがダメだったのかは書きませんが、多くの生徒さん達が準備不足なので、対象の生徒さんのご家庭には全般的にどこが改善点なのかお知らせをしました。
次に、想定問答です。
「志望動機・中学校時代に努力したこと・高校卒業後の進路」この3点については、第1回面接練習会に参加し、その後教室に添削を依頼した生徒さんは内容がある程度仕上がっています。しかし、まだ覚えてきていない生徒さんが多いです。
一度覚えきる必要があります。そして、何度も声に出して違和感のあるところを修正していく必要があります。
まだ、そういった段階に入れていないですね。
そして、その他の想定問答は、何も書かずに登校された生徒さんもいました。想定問答ですから、各学校の面接で一般的によく聞かれる内容です。
もちろん、その他のことも聞かれる可能性がありますが(もっと難しい内容も)、まずは基本を固めることが何よりも重要です。
一番の課題は「表情や声」です。
皆さん、表情が沈みがちで声が小さい方が多かったです。
表情が沈みがちなのは、緊張をしている・準備が出来ていないことが影響しています。
準備をしっかりしている生徒さんは、表情もよく概ね声がしっかり出せていました。何をいうべきか分かっているからですね。
声の大きさは、コロナ禍でマスクを着用している、面接官との距離が離れていることを考慮して下さい。
本当に相手に声が聞こえない可能性があります。
ということで、さあ生徒達に今後どのように頑張ってもらうか・・。
文章をまとめることが苦手な生徒さんには、助け舟が必要かもしれませんね。該当者には、早めに相談するように伝えましたが、さてどうでしょうか。
彼等らの受験なので、何から何までレールを引いてあげるのはよくないと思います。まずは、彼等からSOSやヘルプサインが出るのを待ちたいと思います。