社会という科目を学習する意義を、終戦記念日を通じて考える [代表:宮谷]
※昨日あげようと思っていたBlogですが、多忙に付き1日遅れました。
昨日8月15日は終戦記念日でした。
1945年8月15日という年月日。
歴史で覚えるべき年月日はたくさんありますが、この日付はその筆頭では無いでしょうか。
私は、小学生の時に行っていた学習塾の先生が、「この日付は、受験関係なく一生覚えておくように」とおっしゃっていたのが印象的でした。
第二次世界大戦は1939年から始まり、終戦までの6年間で5,000〜8,000万人が亡くなったと言われます。これだけ多くの人間が亡くなったわけですが、人間という生き物は反省をしていません。
世界を見渡すと、これだけ悲惨な戦争から77年も経過しているのに、まだ戦争や紛争をやっている国々があります。
「生活力」は科学技術や農業技術の進歩で、77年前から大きく飛躍を遂げましたが、「人間力」という意味では一向に進歩していないのかもしれません。
ぱっと思い浮かぶのは、2021年に始まったロシアによるウクライナ侵攻です。
しかし、その他にも現在進行中の戦争・紛争はたくさんあります。
・アフガニスタン紛争
・シリア内戦
・クルド対トルコ紛争
・リビア内戦
・イエメン内戦
場所は、西アジア・ヨーロッパ・北アフリカ周辺に集中していますね。
やはりこの地域は、民族が交じる、土地の領有権、宗教感の違い、大国の代理、資源の奪い合い・・、色々な要素が重なります。何千年も安定がありません。このあたりは日本人には分かりづらい感覚かもしれません。
※日本にも戦国時代はありましたが。
いまちょうど台湾海峡周辺も、中国の軍事訓練が活発化しており、緊張感が高まっています。日本に近い地域なので、影響を受ける可能性も考えておかなければいけません。
子どもたちを見ていると、ほとんど「社会」という科目に興味が無いのがわかります。しかし、平和や幸せな生活を考える上で、地理・歴史・公民という学問は欠かせないわけです。
一部それに気づいた生徒さんが社会の質問などをしてくれると、少し嬉しくなりますね。