自己否定感からの転換② [代表:宮谷] 午前の続きです。午後は少し天気が悪く、寒くなってきましたね。 夜は風邪を引かないように寝ましょうね。明日は学校です。 自己否定感が強く、「逃避型」のタイプの人への対応をどうすればよいか? 子供の場合、もちろん本人の性格や資質もありますが(日本人は特に逃避型が多いそうです。)、周りの大人が「より逃避させてしまっている。」現実もあります。 「逃避型」の人たちは何度も「逃避」を重ねた結果、「理想の状態」と離れた位置にいることを理解しなければなりません。 「やりなさい。」「なんで出来ないの?」と言っても、「離れている」つまり「迷子になっている」状態にいるわけです。 道に迷った経験は皆さんあると思いますが、頭の中は「混乱」していますよね。その際に「どっちに行けば良いの?」と聞かれても、分かるはずがありません。 冷静に立ち止まって、いまいる場所を確認し、目的の場所までの行き方を考えます。場合によっては、元いた場所に戻り、もう一度行き方を再確認するでしょう。 今だとスマホの地図アプリで、方向や道順を教えてくれるよ?と思う人もいるかもしれません。 そうなんです。迷子になっている人には、「方向」や「道順」を具体的に説明する必要があるのです。 説明をしても、メモや地図、地図上に矢印が無ければ、ぱっと聞いても分かりませんよね? 地図も道標(みちしるべ)が無いと無用の長物です。。時には途中まで一緒についていくなど、工夫が必要です。 これを「勉強」に置き換えてみると、どこで分からなくなって、どう解決してあげれば良いか、具体的にわかりやすく指示し、しばらくは「伴走」してあげない限りは解決出来ないことが分かりますよね。 だから保護者さんの「勉強しなさい!」「やらないと後で苦労するよ?」という常套句は、迷子になっているお子さんにはほとんど意味が無いことが分かると思います。 自己否定状態になっているお子さんには有効ではなく、保護者さん自体もストレスを負うだけです。 個別学習のセルモに学習相談に来られる生徒さんの7〜8割が、この「迷子」状態で来られる生徒さんです。 「少しの迷子」の方から、「大いなる迷子」の方まで、状態は色々です。少しの迷子であれば、ちょっとしたきっかけで学習は改善します。 ところが「大いなる迷子」の生徒さんの場合、その解決には時間が掛かります。解説策は、一つずつ丁寧に復習するしかないからです。 学年を超えてのさかのぼりや復習など、根気強くサポートしてあげることが重要です。 なかなかご家庭で一つひとつ丁寧に復習は難しいところがあるので、我々のようなフォロワーがいるわけです。 迷子の状態の解消が進んでいる最中は、再度迷子にならないよう、保護者様は根気強く励ましてあげて下さい。 「だいぶ分かるところが増えてきたね!」「あともう少しでゴールだから、落ち着いて頑張って!」「なにか困ったことがあれば、お母さんに言ってね。」 お子さんが安心する言葉を掛けてあげて下さい。 こういったサポートを周囲が行うと、生徒さんも困った時の対処法、大人になった時に「困っている人」を助ける方法がわかってくると思います。 つまり、子供は大人の鏡なわけです。 こういったことを書く私自身も、日々「鏡になっていないな・・」と反省すること然りです。 人は完璧ではないので、いつも正しい判断ができるわけではなく、後悔する事があるのは当然です。 後悔・反省(自己否定)し、エネルギーを良い方向へ昇華させていきましょう。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 鶴川教室 2022.05.08 BACK NEXT 一覧へ戻る 無料体験学習のお申し込みやお問合せは、LINEからでも可能です!