デジタル学習ツールだけで指導しない! [代表:宮谷]
さて、今日の話題はとあるデジタル学習ツールについてです。
それは、町田市の小・中学校で導入しているデジタル教材の「navima」・・・。
某大手印刷会社が開発元ですが、正直なところかなり使いづらいですね。
先日もセルモに体験に来られた生徒さんと保護者さんが、「セルモ」のデジタル学習ツールは、「navima」とぜんぜん違うとおっしゃって頂けました。もちろん前向きな意味でです。
私もnavimaを操作したことがあるのですが、特に小学校低学年の生徒にとっては「最悪に近い」操作体系ですね。「手書き認識の精度が低い」「どこのボタンを押せば良いか、直感的で無い。」「サーバーの処理が遅い」を感じました。
navimaを選択された町田市の担当者の方は、実際に対象学年の生徒に操作させて、感想を聞いた上で採用したのか?と疑問になります。
それに、町田市が配布しているChromebookのサイズでは、このソフトは操作しづらいです。もっと大きな画面、そして綺麗で高精細な液晶画面が必要ですよね。予算に限りがあるので仕方ない面はありますが。
このような状態では、生徒さんはデジタル学習に拒否感が出てしまうのでは無いでしょうか。事実、多くの生徒が課題が進まず、学校の先生方もあえて追っていない場合が多いと聞いています。すべての学校、すべての先生の話ではないので、真意はわかりませんが・・。
個別学習のセルモは、ご見学に来て頂くと体感頂けると思いますが、上記のようなことは全くありません。操作体系から、メニュー構成、また各種機能が非常に優れており、ご見学に来られた保護者さんが「自分が勉強したいくらいです。学生時代にこれがあったら、もっと勉強していたかも。」とおっしゃって頂けます。
操作体系が優れているだけでなく、問題を解く前の「レクチャービデオ」「レクチャープリント」、問題を解く際の「ヒント・解説」「類題復習」など、学習の理解や定着に課題を抱える生徒さんの目線に立った機能があります。
また、デジタルだけに頼り切らないよう、オリジナルのノート手法やプリントをバランスよく組み合わせて学習します。特にノートはとても大切で、生徒さんの中で考え方を整理したり、弱点を把握したり・・と、ノートを活用することで理解が進みます。
中にはノートが苦手な生徒さんもいらしゃるので、その場合は板書プリントという機能で学習します。
デジタルツールを使っている我々の見解では、デジタルツールは生徒さんの興味や集中を作り出すメリットがあることや、授業の進行・動画やアニメーションなどのインタラクティブなコンテンツなど、メリットが沢山あります。
一方で、これだけで学力が上がる・分からないところが理解できるようになるかというと、そう簡単な話ではありません。我々は、生徒さんの特徴や実力に合わせて、アナログのツールもバランスよく組み合わせることを重視しています。
当然ながら講師が全体の学習スケジュール、そしてデジタルツールやノートだけでは解決しない生徒さんの課題をサポートして、初めて課題が解決すると考えています。