それぞれのさかのぼり学習 [代表:宮谷] 個別学習のセルモ町田忠生教室と町田木曽教室では、多くの生徒が「さかのぼり」学習に取り組んでいます。 「さかのぼり」と聞くと、「恥ずかしい」「やりたくない」とネガティブなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「さかのぼり」学習はとても素晴らしく、生徒さんの実力を真に高めます。 年末の授業でも、その「さかのぼり」に取り組む生徒さんの頑張りを多く目にしました。その中のお一人を紹介しましょう。 約1年前に入塾し、小学校5年生の算数の第一単元からさかのぼりし、12月の最終週、ついに中学1年生数学の「さききどり学習」に突入した6年生のKさん。 ご入塾時にお母様と中学校入学3ヶ月前には、「さかのぼり」を終わらせ、中学校1年生の「先取り」に入れると良いですね。とお話をさせて頂きました。まさにそのとおりになりました。 6年生になるのに、5年生の復習に取り組むことに、最初少し恥ずかしそうにしていたKさんでした。実際に復習してみると、特に計算の手順や処理に問題があり、これはすべての単元を復習したほうが良いだろうなと考え、一単元ずつ丁寧に復習を進めてきました。 個別学習のセルモでは、一部他塾でやっているような「ポイントだけを絞った」復習はあまりオススメしていません。時間の制約がある場合は仕方ありませんが、可能な限り「つまずいた箇所」は丁寧にトーレースして復習したほうが良いです。「細かいつまずき」の積み重ねが、先の学習を曖昧にします。 春休みも夏休みも通常授業に合わせて季節講習も使い、一単元ずつ丁寧に復習を進めてきました。進むに連れて、徐々にスピードや精度があがり、6年生の「さかのぼり」に入ってからは、かなりスピードも上がってきました。これは、学校の授業に近づき、理解がシンクロしていることも一つの原因と考えます。 そして、今年の12月に入り、ついに「算数のしあげ」という、4〜6年生の算数の主要な問題の総復習に入ることが出来ました。この「算数のしあげ」に取り組むことにより、曖昧だった箇所の最終確認が出来ました。 そして、そして、ついに!12月20日を過ぎ、中学1年生の先取りに入ることが出来たのです!!!ここまで来ると、生徒さんの表情も晴れやかです。粘り強く頑張ってくれました。学校より先を勉強していることで、自信も現れています。 何より「良いな!」と思ったのが、中学1年生の数学の導入がとてもスムーズに進んでいることです。しっかり2年分の算数をさかのぼりしたことで、文章の読解がとても上手に出来ています。算数5/6年生の問題は、単なる計算問題は昔と比べ少数になっており、「思考性問題」が大半を占めています。要は文章や図表を読解し、式を立てる問題です。読解力が無いと解けないのです。 このトレーニングにしっかり取り組んだKさんは、中学校1年生の正負の数(プラス、マイナス)の思考性問題も、難なくクリアして進んでいます。これがセルモの「さかのぼり」学習の良いところと思います。 同じように、さかのぼり学習に取り組んだ現6年生の生徒さんの多くが、中学1年生の学習がスムーズに進んでいます。どの生徒さんも、正直「算数が苦手だった」生徒さんたちです(ごめんなさい!)。これがつまり、「苦手を得意にする」ということでは無いでしょうか。セルモの場合、映像や音声を含めたデジタル学習教材を使いながら取り組んでいるので、生徒さんも飽きずに、ハードルも低く取り組むことができると考えています。 ※もちろんデジタルだけに頼っていません。ノートはしっかり取るし、講師も万全にサポートします。 あとはこの調子の先取りを維持し、中学校1年生の定期テストに備えます。初回の定期テストでは90点以上を狙いたいですね。実際に定期テストで高得点を実現できると、生徒さんの自信も本物になります。まだまだ油断出来ませんが、このような目標を持つことができると、生徒さんも学習の楽しさを感じることができると思います。 まだまださかのぼりが完了していない生徒さんもいますが、みんなKさんに負けないように頑張っていこうね。 カテゴリー: セルモの教室長BLOG 忠生教室 教室のこと 木曽教室 2020.12.30 BACK NEXT 一覧へ戻る 無料体験学習のお申し込みやお問合せは、LINEからでも可能です!