成績のあがる生徒の共通点、そしてそうでない生徒さんのフォロー [代表:宮谷]
皆さんこんにちは。
本日も当教室のBlogをご覧いただきありがとうございました。
【模擬テスト】
さて、先日夏休み後に実施した模擬試験の結果を生徒さんに返却しました。
夏休み前にも模擬試験を実施しているので、特に受験生は夏期講習を通じ、どの程度成績が改善されたか・成長したかを見ていきます。
なんと、驚くべき成果を出したのは、偏差値を12上げてきた生徒さんです。また、5教科で70点上げてきた生徒さんもいるなど、夏期講習の成果を着実に結果に反映させている生徒さんたちがいます。
一方で、残念ながら前回の模擬テストより下げている生徒さんも若干名いました。
この結果として、例えば前回ほぼ同じ成績で志望校判定も同じC(特A〜E判定)だった生徒さんが、一方はA判定、一方はC判定という状況になっており、生徒さんたちもその差に受験への意識を持つようになってきました。A判定を取った生徒さんは、志望校のランクを一つあげるかどうか・・、C判定の生徒さんは一踏ん張りして志望校を目指すのか、それとも変更するのか、といった会話が出ていました。
基本的に模擬試験は、月を追う毎に単元が追加され内容が難しくなるので、現状維持が基本、成績を上げたらよく頑張った、成績が下がったら学習に課題がある状態といえます。
【生徒による違い】
そのような中でも、大幅に偏差値や得点を上げた生徒と、そうでない生徒では、いったいどういった違いがあるのでしょうか?
普段の授業を見ていると、その違いを簡単に知ることが出来ます。
成績の改善を果たす生徒さんの共通点です。
①学習が丁寧
例えば数学でいうと、式をきちんと展開しており、途中で暗算をしたり、飛ばしたりすることがありません。英語でも、単語を間違えたらしっかり練習、文法でも間違えた箇所は色違いのペンでしっかり囲んで、自身に気づきを与えます。
②約束を守る
この時期になると、塾でも色々な課題を貸していきますが、きちんと期限内に仕上げてきますね。ときには夜遅くまでやっているようですが、とにかく約束を守ります。
③素直
わからない時は、わからないと素直に言ってくれます。やはり素直な生徒さんは、周りもしっかりサポートしますよね。きっと学校でも先生に目を掛けられているのだと思います。
逆にいうと、成績の改善が果たせない生徒さんは①〜③のうちどれかが抜けていたり、根本的な学習量が足りていない状況なわけです。
少なくとも中学3年生については、今回の夏期講習で模擬テストの範囲はほとんどの生徒が復習し、①の学習の丁寧さに課題のある生徒は、当然ながら改善指導を受けているのですが、なかなか実践出来ていないといえます。
【どうフォローするか】
成績の上がった生徒さんは、自信が身につき、この調子で良い循環で進んでくれます。問題は、そうでなかった生徒さんです。
成績の上がった生徒さんの事例を出し、「こうやって頑張ればいいんだよ?」と伝えても、その生徒さんたちは自ら動くことはありません。動けていれば、すでに成績は改善しているはずです。
よって、こういった場合は半強制的に補習の場を設けるしかありません。本来は主体性が欲しいところですが、受験は期日が決まっているので、いつまでも待つことは出来ません。
個別学習のセルモでは、今回の模擬テストで数学の基本計算問題の得点が一定以下しか取れなかった生徒さんに、無料で500分を超える補習の機会を設けました。昨日から案内し、早速多くのお申込みを頂いております。
まずは中学1年生レベルの加法と減法から、「最後の復習のチャンス」として復習に取り組んでもらいます。我々も、今一度手順や解法について伝え直します。参加する生徒さんやご家庭には、「丁寧に取り組む・ルールを守る」ということを前提にお申し込み頂いています。
課題が解消し、自ら確実に解けるようになれば、解ける喜び、丁寧に取り組むことへの納得感もでるはずです。