セルモの教室長BLOG

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「わかる」から「できる」へのプロセス [代表:宮谷]

本日も当教室のBlogをご覧いただき、誠にありがとうございます。


東京都町田市忠生・木曽の2教室で、デジタルAI学習システムを使い、生徒の学力向上を支援する学習塾「個別学習のセルモ」です。東京都立高校合格率97%超が自慢です。

今日はクリスマス・イブですね。今日は近隣のスーパーやコンビニでも、たくさんケーキが売っていましたね。多くの生徒さんが自宅でもケーキを食べているのかな?プレゼントは何を貰ったのかな?・・と想像しながら授業を行いました。

さて、タイトルにある「わかる」から「できる」は、我々セルモが一番意識している学習のポイントです。


勉強というのは難しいもので、「わかる」だけではダメなんですね。よく有るのが、講師の説明を聞いて「解き方が分かった。」しかし、「自分では解けない」というパターンです。


例えば、中学3年生がここ最近解いていた数学の「三平方の定理」という単元がありますが、この単元を解くためには「三角形の種類や角度」「三平方の定理の公式」「比例式・方程式」の3つの知識を組み合わせて解きます。


今日もとある生徒が、三平方の定理の基本問題の確認テストを実施してみたところ、50点という結果でした。確認テスト用紙をチェックしてみると、問題に応じた解法を展開している跡が見られます。しかし、方程式の計算プロセスが「省略」されすぎ(簡単にいうと暗算のしすぎです。)で、解けていないことが分かります。


この生徒さんには、前回の授業で「解法」をかなり細かくレクチャーし、その後計算間違いが無いよう、丁寧なプロセスの見本も提示し、本人にも実践してもらっています。対応としては全く問題なく、生徒も「わかった」から「できた」に進歩したにもかかわらず、今日改めてチェックすると「できていない」という結果でした。原因は先に述べた通り、生徒さんがプロセスを守っていないからです。

では、このプロセスをどうすれば守れるようになるか?というのが難しいところで、生徒さんにより性格も個性も違うので、ケースバイケースでフォローしていくしかありません。この生徒さんの場合、思春期が割と強めの生徒さんで、生徒のやり方にダメ出しをすると機嫌を損ねるのはわかっていたので、復習をまずは生徒さん自身のやり方に任せてやらせてみる。当然正解率は低いので、生徒が「自分のやり方では解けない」と認識してもらってから、改めて前回レクチャーした解法のプロセスをもう一度説明しなおすという少し遠回りのアプローチをしました。

これで次回きちんと解けるかどうかを再度チェックすることになります。生徒の実力を真に向上させるには、単に教えれば良いというわけでなく、生徒自身が「できる」ようになるために様々な工夫やコミュニケーションが必要です。早速明日の授業でチェックすることになるので、さてその成否は?

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