セルモの教室長BLOG

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授業で見えること[教室長:松本]

本日も当教室のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。


秋分の日ではございますが、各教室ではテスト対策授業第7回、第8回を実施しております。


先日、学校のワークで歴史を学習している生徒が丸付けをしておりました。ちょっと見せてくれるかな?と聞いて生徒の答えをみたところ、漢字ミスや誤答に丸がついていました。


例えば、正倉院が「少年院」みたいな字になっていたり、租庸調の租が「祖」になっていました。また、「墾田永年私財法」の読み方を尋ねたら、すごいことになっていました。


実はこちらの生徒さん、小学校6年生から通っていただいてます。普段からノートをチェックすると必ず一か所はミスがあるので、そういう癖があることはよく知っておりました。


しっかり学習ができるようになるには

  • 問題を正しく書き写しているか、読み取れているか

  • 漢字・読み(発音)に問題がないか

  • 正しく丸付けしているか

  • 間違えたら、解説を読んで解きなおせたか


この4点をしっかりチェックすることが大切です。中でも③が見落とされがちです。セルモシステムですと、パソコンの画面に赤いランプがつくのですぐわかりますが、生徒が丸付けをした宿題を見ますと、誤答に丸がついていることは非常に多いです。①から④の順に、作業の難易度は高くなっているのです。


そういう点をしっかり生徒に指摘し、アドバイスしております。


また、中学3年生の男子が何度も二次関数の問題で躓いていました。

まずグラフを描き、問題文が提示している「わかっている箇所」からノートに書くようアドバイスしました。そうすることによって、おのずと「次に何をするべきか」が見えてくるからです。

「あとはわかっている座標を代入して、aを出すだけだね」と言って様子を見ていました。

しかし、彼はじっとしています。

「〇〇くん、代入ってわかる?」すかさず聞きました。

そうです。彼は中学1年生で習う文字式の「代入」がわからなかったのです。

ひとまず代入は口頭で説明しましたが、今度は「移項」ができないのでaが出ない。


中学1数学に画面を切り替えて、「移項」のレクチャービデオを見てもらいました。

ものの5分のビデオで、彼の数学力はぐっとあがったはずです。


その後、その単元をクリアできて、表情もだいぶ明るくなりました。


これがセルモシステムを活用した、私たちの学習指導プロセスです。どこの塾に通わせても成績が伸びなかったという声をよく聞きます。それは個別指導塾の講師は経験の浅い大学生で、集団塾の正社員講師は個々の面倒が見られず、家庭教師は逆に教え込み過ぎて生徒が考えなくなってしまうからです。


私はよく生徒に言います。

「できるようになること、わかるようになることを恐れてはいけない」


何かがわかるようになると、別のわからないことがでてきます。

だから私たちは「変化」を嫌うのです。


しかし「変化」=「進化」であり、健全な社会生活を送るには必要不可欠なことなのではないでしょうか。

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2019.09.23

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