セルモの教室長BLOG

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夏休みの振り返り(3) [代表:宮谷]

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今日は朝から涼しいですね。秋の訪れでしょうか・・。8月は本当に暑い日が多く、9月に入ってもなかなか気温が下がらなかったので、今日みたいな気温が続いてくれると登校する生徒の集中力も良く勉強も捗ります。もちろん我々の仕事も捗ります。

さて、夏休みの振り返りシリーズも第三段です。今日は中学3年生、つまり受験生の様子について書きたいと思います。

と言っても、受験生の状況は様々で、「計画通り順調にカリキュラムが進んだ」生徒もいますし、「課題が残った」生徒もいました。うまく行った生徒さんの話は明日以降にするとして、まずは課題の残った生徒について今日は書きたいと思います。

まず順調に進んだ生徒と、課題が残った生徒で夏休み期間どれくらい学習進度に違いが出るかと言うと、これは毎年概ね変わらないのですが、約3倍の違いが出ます。管理表にみな進捗を記入していきますが、この3倍は町田にセルモが開校した7年前から変化がありません。

では課題が残った生徒の特徴はと言うと、一部例外もいますが、多くが中学校1年生から学習につまずきが発生していたが、その対策として学習塾に通い始めたのが、中学3年生の春からという生徒達です。もちろん入塾時につまずきがあることは当然分かってはいたのですが、1学期中間テストや期末テストへの対応で、1年生からの復習は数学や英語の一部を春休みに少し取り組んだだけなんですね。

スポーツの陸上で言うと、春休みは準備体操で、1学期はアップ。夏休みからようやく本格的に走り出したというイメージでしょうか。学習を始めていきなり加速度的に勉強する生徒もいますが、やはり勉強に慣れていない生徒は、この助走期間に一定の時間が掛かります。


よって本格的に1年生の頭から丁寧に復習するのは、この夏休みが始めてという生徒さんたちです。各科目とも1年生の冒頭から理解が出来ていない、知識として身につけられていない箇所が多く、一つずつ復習するにしても、とても時間が掛かるのが進捗に平均3倍もの差が出る原因です。


夏期講習を進める前からこのことは分かっていましたので、あまり焦らせるようなことはせず、まずは一単元ずつ丁寧に解いてもらうことに集中してもらいました。勉強が苦手な生徒さんはモチベーションのコントロールも重要で、気持ちが落ちるとすぐに勉強を拒否する傾向があるので、まずは生徒の頑張れるペースを維持してもらい進めてきました。

この夏休み進捗はゆっくりなものの、安定して勉強したことで気持ちが少しずつ入り、2学期に入り中間テストへの準備や教室への提出物の提供などがきちんとできるようになってきましたね。この調子で内申点の対象となる2学期の勉強につなげていってもらえればなと期待しています。


某大手家庭教師・学習塾さんのように「あと50日でも大丈夫」というようなことは決してありません。特に勉強が苦手な生徒さんは、その変化もゆっくりで成果が出るまで一定の期間が掛かります。我々も保護者さんも焦らず、確実にサポートしていくことが重要です。もちろん他塾に比べてセルモの勉強法は成果が出やすいですが、受験対策となると学習範囲も広く、特に慎重な対応が必要です。

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