教室には毎日たくさんの生徒がきます。
一人ひとり、まったく違う状況、違う性格
そして日々それは変化していきます。
ただ確かなミッションは一つです。
生徒のモチベーションを上げ、成績を上げることです。
様々な切り口で生徒に接するよう心がけています。
英語に少しエンジンがかかってきた生徒が質問してきます。
「listenとhearの違いがわかりません、あとlookとseeも。」
「いい質問だ。それは自動詞と他動詞と言って、高校で習うのだけど君には説明するよ。」
この手法は「自尊心をくすぐる」方法です。
他にも国語の漢字ならこう言います。
「いやあ、君の漢字はトメハネがしっかりしているから自己採点も先生が採点しても点数が変わらないね。」
方法と書きましたが、言葉はいつだって本音です。
気をつけたいのは、現在の生徒の理解度をいち早く察知し、
教える内容やレベルを修正することです。
私の持論で恐縮ですが、子供たちに限らず、私たちにはそれぞれ違う時間が流れています。
だから数学の通分ができなくても、生徒が劣っているとは夢にも思いません。
たまたま通分の授業の時に風邪で休んでいたのかもしれません。
また、当時はわからなかったとしても、今なら簡単な説明でわかるかもしれません。
教育とはバランスです。悪く言いますと諸刃の剣でもあります。
生徒を褒めすぎてダメになるパターンだってあります。
その時はしっかり話さなければいけません。
生徒を信じていればこそ、生徒は応えてくれます。
毎日、教室では色々なことが起きます。
ただ、生徒に小さくても「変化」が見られた時
私たちはとても嬉しいのです。