ノートを創意工夫して取り組む生徒さん! [代表:宮谷]
春期講習が終わり、各生徒さんに向けての春期講習報告書を作成し順次お配りしております。

さて、その春期講習で印象的だったことを書きたいと思います。

それは一人の生徒さんが、とても丁寧に工夫してノートを取っていたことです。

日頃から各生徒さんにはノートを丁寧にしっかりとる大切さをお伝えしていますが、どうしても勉強が苦手な生徒さんはノートを軽視しがちです。

乱雑な字で書いたり、ノートのあちこちに書くので、あとで見返しても何を勉強したのか分かりません。
その乱雑な風景が記憶に残るので、改めて問題を復習した時に正しい記憶を引き出すことが出来なくなります。

今回素晴らしいなと感じた生徒さんは、この春期講習で理科の天気・植物分野と社会の地理分野を勉強しました。

天気で言うと風の向きや地域ごとの気候の特色、植物ではその構造部位や、地理の河川・山脈・平野名などを覚えるのは大変です。

生徒さんから、「覚えるのが大変なのでどうすれば良いか」聞かれました。
私からは「単に言葉で書いても覚えないだろうから、自分で植物の絵や地図を書いて、そこに名称を書き込んで行くと印象に残るよ?」とアドバイスし、

生徒さんは絵を書くのも好きなようで、忠実にその作業に取り組んでくれました。
写真を取らせてもらいましたが、とても上手に書けていますね。地形は少し細かすぎるかもしれませんが、意欲が現れていてとても素晴らしいと思います。

もちろん回数をこなしていかないと覚えきれないので、このあと宿題や問題集で復習する必要があります。
ただ、こういったひとつひとつの創意工夫がその生徒さんの能力を伸ばすと思います。

数学や英語でも得点が高い生徒さんは、例えば間違えるとその間違えた箇所に印を付けて「ここ間違えやすいから注意!」とメモを書き入れる生徒さんがいます。

その生徒さんは復習では、その箇所を解く際は良く注意して解いていますよね。要は同じミスを繰り返さないということです。
話は戻り、植物の絵や地図をしっかり書いた生徒さんは、絵や地図を書いたことで少し学習のペースは落ちます。
しかし印象的に勉強したことで、なんとなく適当に解いている生徒さんよりも復習の回数は少なく済むのでは無いでしょうか。

そうすると、全体の学習時間自体は効率的に進むはずです。
ぜひ今後もこういった創意工夫を続けて頂きたいと思います。