子供たちの価値観の変化にどう対応するか? [代表:宮谷]
各教室で行われていた保護者面談も概ね終わりました。

保護者面談では、
・生徒さんの学習状況
・課題と原因
・その解決策
・受験生は受験関連全般
・保護者さんからの共有事項、お悩み
・教材のセレクト、使い方
等、様々なお話しをしていきます。
コロナ禍以降は、学校における生徒さんどおしの関わりの問題(意地悪、いじめ、SNSなど)も多く、そういったご相談やお話も多いです。

また、お子様の発達に関するお悩みや、その場合の適切な進級や進学のご相談など、話題は多岐に渡ります。

今までの知見や経験を活かし、保護者様に出来るだけ有益な情報をお伝えするよう心がけています。
さて、ここ数年多いなと思うのが、「保護者様が伝えていることがお子様に伝わらない。」というご相談です。

いわゆる「響かない。」ということになりますが、そのことを考える際に意識しないといけないのが、子供たちを取り巻く環境がどうなっているか?ということです。
一番長い時間を過ごす学校では、よほど悪いことをしない限り注意を受けたり、叱られたりすることは無くなりました。
「授業を聞いていない。」
「ノートを取っていない(そもそもノートを取る機会が減っている)。」
「提出物を出さない。」
それくらいでは注意を受けません。

流石に「授業妨害」や「他者への加害」は注意を受けますが、それ以外では指摘されることはほぼ無いでしょう。
そういった中で、保護者さんがそういった話をしても、「言っているのはうちの親だけ。」となります。

それは塾においても同じで、「遅刻する。」「宿題を忘れる。」「きちんとノートを取る。」、こういった勉強を改善するために必要な第一歩を理解してもらうことが難しい時代になりました。

もちろん無意味に叱っても意味は無いですが、きちんと「何が駄目」で、「どういう影響が出る」のか懇切丁寧に説明していくしかありません。

「価値観が変わった。」と言えばそれまでですが、どういったアプローチをすれば子供たちが理解し、心の底から理解してくれるか、その辺りは今後も模索が続くでしょう。
保護者さんと協力しながら、お子様たちが前向きな学習や学習改善に向き合えるよう努力していきます。