昨日、年始に入塾した中学2年生の生徒さんが数学の2年生の基礎計算の復習を終えて、3年生の多項式の計算の「先取り学習」に入りました。

先取り学習に入れて嬉しかったようで、とても集中して取り組んでくれたのが素晴らしいです。

私が担当する鶴川教室では、現中学2年生の約半数が3年生の先取り学習に入っています。残り半数は2年生の基礎計算の復習であったり、未学習箇所の学習、つまり「さかのぼり学習」に取り組んでいます。

英語も同様の状況です。
出来れば、3月末までには全員3年生の先取り学習に入り、新学期までに少しでも「学習貯金」を作って新学期に望んでほしいと思います。

今の学習指導要領は、先取り学習が欠かせません。
どの科目もボリュームが多く、さらに難易度も高いので、一度つまずき始めると連鎖的に解けない範囲が広がります。

特に単元関連性の高い数学や英語はその傾向が強いですね。
さて、3年生の数学や英語に入った生徒さんでも、状況が大きく異なります。

数学は多項式の計算から始まりますが、2年生までに丁寧な計算方法が習慣化出来ている生徒さんは、3年生の新単元でもスムーズに進んでいます。

一方で、大雑把な計算方法でどうしても解いてしまう生徒さんは、3年生ではよりミスが増えています。

これは当たり前のことなのですが、3年生の多項式は1年生の文字式の計算、2年生の式の計算の発展単元ですから、発展した内容を大雑把に解こうとしても無理があります。
ただ、思春期の中学生、無理な自己流の解法でなんとか解こうとするのですが、やはり精度が落ちて復習の回数が増えます。

トータルすると時間の無駄遣いになるので、まずは指導通りに解いてみることが大切です。
英語も、3年生は受動態の復習から始まります。受動態は、2年生の最後に登場し、今までの能動態と主語と目的語が真逆になる、中学生にとっては鬼門の文法です。

こちらも学習を大雑把に進める生徒さんは、なかなか精度が出ずに苦戦します。
能動態と受動態の相関関係や、日本語との変換をしっかり取り組む必要があるでしょう。
いずれにしても、新中学3年生は勝負の年です。いい加減に進めて良いことはひとつも無いので、丁寧に取り組んでくれるようしっかり指導していきたいと思います。

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