頑張っている生徒さんを紹介、そしてその課題とは? [代表:宮谷]
季節柄仕方ないのですが、最近受験生の話が多かったので、私が担当している鶴川教室で、その他の学年の皆さんの頑張りも紹介します。

今日は受験生を除いた中学生編、明日が小学生編です。
◎中学1年生
最近入塾した女子生徒さんの頑張りが目立ちますね。
数学の改善に取り組んでいますが、とても丁寧に学習してくれています。
生徒さんに聞くと、元々学校でも丁寧に学習はしていたとのことです。

では、丁寧に学習しているのに、なぜ数学が苦手になったのでしょうか?
分析してみると、2つの課題があることが分かりました。
①丁寧に解いている間に、学校の先生の説明が次に行ってしまい、説明を聞き逃している。
学校の先生は単元が多く、教科書のページも多いため、どうしても授業スピードが早くなります。
学習する量は増えているのに、授業時間は変わっていない、それが原因です。
生徒さんには、まずは一旦先生の説明を全部聞いてみて、その後に問題に取り組んでみてはどうか?と伝えています。
②①の影響で、自己流の解き方になっている。
学校の先生の説明を聞き逃している影響ですが、丁寧では有るのですが、ルールに無い独自の解き方になっています。
これが原因で精度が下がってしまっているので、いまセルモのほうで原則的ルールに沿った計算の仕方に修正中です。
修正が進めば、スピードも上がり精度も改善されることでしょう。
◎中学2年生
中学2年生は頑張っている生徒さんが沢山いるので、誰を取り上げようか迷いましたが、こちらも最近入塾した中学2年生の生徒さんです。
数学と英語の改善に取り組んでいますが、上記の中学1年生の生徒さん同様に、とても丁寧に学習を進めてくれています。

ただ、どうしても精度に欠ける課題があります。
原因を分析すると、丁寧ではあるけど、自分が書いた式のトレースチェックが出来ていなかったのです。
人間というのは思い込みの生き物です。
正しく書いているつもりでも、うっかりミスというのがあります。
それを防ぐために、式を一行書いたら、その行の先頭に戻り、前行からの流れが正しいのかチェックする必要があります。
その意識を持って取り組むように伝えてから、精度が随分改善してきました。

これを言われなくても、実行出来るようになると、本当の意味での理解定着だと思います。
セルモでは、デジタルAI学習システムを活用し、楽しく効率的に学習していますが、やはり最後解く際はノートにしっかり書いてもらっています。

しかし、単に書くだけでは意味が無く、算数や数学では精度が上がる書き方、他の科目ではきちんと暗記出来るような書き方を推奨しています。

これが指導上一番難しいところなのですが、素直に指導を聞いてくれている人・実践してくれている人が着実に学習の改善が進みます。
皆さんも、なぜ精度高く解けていないのか、どこに問題があるのか、各教室の教室長と相談して改善を果たしていきましょう。