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都立推薦倍率 [教室長:松本]

昨夜、都立高校の推薦入試倍率が発表されました。

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昨年の倍率と比較したいと思います。


【倍率比較 2024年→2025年】


町田高校  2.48倍→1.80倍

狛江高校  2.92倍→3.11倍

成瀬高校  1.75倍→1.89倍

松が谷高校 2.86倍→3.42倍

小川高校  3.09倍→2.25倍

片倉高校  3.63倍→3.42倍

山崎高校  1.63倍→1.73倍

府中東高校 3.48倍→2.97倍

永山高校  2.50倍→1.64倍

野津田高校 0.83倍→0.83倍

工芸高校  3.00倍→3.40倍

町田総合  1.54倍→1.50倍

若葉総合  1.88倍→1.90倍

町田工科  1.36倍→1.49倍


募集人員は変わっておりませんが町田高校、小川高校、永山高校の倍率が一気に下がりました。一方、松が谷高校は学級数が減り、募集人員が56名から48名になったため、倍率が跳ね上がりました。山崎高校の倍率が高くなったと悲観する声もありましたが、実際は募集人員40名に対して応募人員が65名から69名になっただけです。諦めてはいけません。


一部の3.00倍を超える高校の除き、推薦倍率は2.00倍前後の時代にシフトチェンジしております。内申点の重要性がさらに高まり、個別指導の役割も大きくなっていると言えるかもしれません。詰め込み式の教育よりも、その質が問われている現代社会の表れだと思います。


どの生徒も面接と作文(小論文)を最後まで磨き上げましょう。


はっきり言って、「君は大丈夫」と言える生徒はおりません。


内申点が高くても倍率が高い、倍率が低くても内申点があと一歩というのが現状です。


推薦入試を受ける生徒は遠慮なく面接・作文・小論文の練習ができるか各教室長に相談してください。ここが正念場です。諦めてはいけません。


(成瀬高校)

現在、個別学習のセルモ出身の生徒が生徒会長を務めております。こちらの生徒さん、面接練習で最初は苦労されましたが、最終的には素晴らしい受け答えができるようになっておりました。BBプロジェクトにも興味を持ち、探求心のある生徒で、まさに成瀬高校が求める人物像でした。なぜ成瀬高校なのか、そこで何をしたいのか、今一度考察してください。BBとはbumble beeの略でマルハナバチのように恐れず成長しようという意味が込められております。


(松が谷高校)

テーマは文武両道とグローバルな社会を生き抜く人材育成ではないでしょうか。かつて松が谷高校を推薦入試で突破した生徒は語学堪能な看護師を目指すと話し、現在は看護学部大学2年生です。上記テーマにそって、自分自身の志望理由、卒業後の進路を明確に伝えられるといいですね。


(小川高校)

小川から大海へというテーマは軸にありますが、皆が「小川から大海へ」と言っては差がつきません。自分という小さな川が大海に注ぐのではなく、小さな川が集い、大河となって海に注がれる、つまり仲間と可能性を磨き、高め合う人物像がほしいのではないでしょうか。面接では「仲間と協力し合う」を軸にしたら良いと思います。高1の卒業生が現在ダンス部で活躍しており、成績もトップレベルです。高校2年生は沖縄から帰ってきたばかりです。


(町田総合高校)

ずばりテーマは「創」です。それは授業・部活・学校行事を通して自分自身をつくりあげていくことです。そのために普通科では設置されていない教科・科目を選べるのです。大学生と協働的に学ぶ「産業社会と人間」などを通して、課題を解決していく「自己解決能力」を育んでほしいのではないでしょうか。


(山崎高校)

こちらはユネスコスクールです。それは持続可能な開発に向けた教育に他なりません。山崎サミットなどの地域住民との意見交換、GreenDayなどの環境整備活動が魅力です。根底にはSDGsという持続可能な開発目標という世界的なテーマがあります。貧困、気候変動、教育、ジェンダー平等といった課題に取り組むことを目的としております。


(町田工科高校)

IT人材を育成します。スマホ・AI・5Gという新たな時代(Society5.0 ソサイエティ5.0)に対応できる技術者を育てることが目標です。そのためには、いつもチャレンジ精神を持っていてほしいですね。Society5.0とは仮想空間と現実空間を融合し、経済発展と社会問題の解決を両立する人間中心の社会のことです。池上校長先生とは何度かお会いしておりますが、きさくで素敵な方です。


どの高校も素晴らしい理念や活動内容を備えております。是非、受験生の皆さんには新しい環境で大いに活躍してほしいとスタッフ一同、願っております。


明日は八王子実践高校、和光高校、光明学園相模原高校など私立高校の推薦入試です。皆がんばれがんばれ!


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