【第6回】令和7年度入試 日帰り合宿勉強会レポート
冬期講習が終わりましたが、受験生は新年第1回目の日帰り合宿勉強会と受験対策が続きます。
累計6回目となり、13:30から町田駅前のぽっぽ町田で実施しました。会場では、スタバさんの採用面接会や、筆ペン講座など多様なイベントが開催されていました。※筆ペン講座の受講生の方が間違えて勉強会会場に入ってこられました(笑)
(勉強会開始前にお伝えしたこと)
一部の私立高校で受験が進んでおり、すでに合格発表のあった学校もありました。
セルモでも先行して受験し、見事合格された生徒さんもいらっしゃいます。
これから受験する生徒さんは、学校で先に受験が終わった生徒さんの雰囲気やコミュニケーションの中で感じること様々あるかもしれませんが、周りは気にせず、自分の受験に向き合って全力で頑張って欲しいというお話をさせて頂きました。
受験が終わった生徒さんには、学校の先生からお話があると思いますが、まだまだ受験シーズンは続いていますので、自身は学年末テストや、高校進学に向けた勉強を進めていきましょう。セルモでも学年末テストが終了したら、高校進学準備講座を実施します。
高校に入学したらすぐに大学進学のための準備が始まりますので(説明会や面談がすぐにあります)、油断せず取り組んで下さい。セルモは昨年から高校部も始めておりますので、引き続きサポートご希望の場合はご相談下さい。別途高校部の説明会も実施いたします。
(理科の学習)
◯理科は、難易度が高い天体と宇宙分野を中心に説明と演習を実施しました。
太陽や月の動き、太陽系・銀河系の仕組みを細かく知る必要があります。
ちなみに、昨年度の都立高校の理科の問題でも、大問3がまさにこの天体観測の問題で、透明半球上の太陽の動きや昼・夜の長さについて回答する必要がありました。
昨日かなり時間を掛けて仕組みを解説しましたが、この単元は実際に演習問題を繰り返し実施しないと、なかなか理解が深まりません。解説を聞いて満足していては駄目です。
理科問題集の天体分野の演習はしっかり行っておきましょう。出題確率がとても高い単元となります。
ご家庭でも、昨年の都立の問題で出題されたことをお話頂き、今日日曜日はこの分野の学習に沢山時間を割いて頂くようお願いします。
一度解説を聞いただけでは分からない場合も多いので、参加者にライセンスを提供しているe-boardの動画解説ももう一度チェックしておくと良いでしょう。
(社会の学習)
◯社会は歴史の鎌倉時代を学習しました。
歴史では鎌倉・室町・戦国(安土桃山)・江戸時代初期から高頻度に出題されます。いわゆる武士社会が成立した時代となりますが、この鎌倉から江戸初期の約400年間は重点的に学習しましょう。※最近は江戸中期以降もよく出題されるので、江戸時代の約300年間も注目しておく必要があります。
昨日は鎌倉幕府・南北朝まで説明するのが精一杯でしたが、時間が掛かったのは、この分野はかなり細かいところまでその内容を把握しておく必要があるからです。
例えば、昨年度の社会大問1の問2では、
「戦国大名が,領国を支配することを目的に定めたもので,家臣が,勝手に他国から嫁や婿を取ることや他国へ娘を嫁に出すこと,国内に城を築くことなどを禁止した。」
この決まりについての名称を答える問題があります。
選択肢に「御成敗式目」「大宝律令」「武家諸法度」「分国法」の4つがありますが、
御成敗式目:鎌倉時代に制定された御家人の権利や義務・武士の習慣
大宝律令:飛鳥時代末期から、奈良時代中期に掛けて制定された律令国家の仕組み
武家諸法度:江戸時代に制定され武士の心得、築城や大名どおしの結婚ルールなど
分国法:室町時代から戦国時代に掛けて制定された戦国大名が領国(分国)を統治するためのルール
と、それぞれ何時代のどんな法律やルールであるかを把握しておく必要があります。細かい中身は別としても、時代を把握しておけば問題に「戦国大名が」と記載があるので、戦国時代であれば「分国法」を選択することが出来ます。
この4つの法律の中で最も知名度が低い分国法を仮に覚えてなくても、御成敗式目や大宝律令など頻出の法律の時代を覚えていれば消去法で解答出来ます。
なお、理科と社会の一問一答問題集ですが、現時点で半分以上終わっていない生徒さんがいらっしゃいます。流石に今の時期でその状況はまずいので、生徒さんには本日19日(日)中に終わらせるようにお話をしました。拡大問ごとに解いて、間違えた問題はノートに解き直しましょう。
(過去問演習・解説)
◯過去問演習では、令和5年度と4年度の都立英語大問3を演習・解説しました。
昨年も1度実施しましたが、日本人の同級生3-4人と海外からの留学生1人の会話文となり、設問は7問あります。
設問のうち、設問1から5は棒線部の前後に答えそのものが書いている場合が多く、それほど難易度は高くありません。
設問6,7は長文全体から2箇所内容を抜粋する必要がありますが、設問1から5が解けていれば、それらと関連する解答が多く、こちらもそれほど難易度は高いとはいえません。
7問で28点ありますので、全体においても配点が高く確実に解いておく必要があります。
結果として、28点満点や24点を取れた生徒さんが多数いた一方、10点以下の生徒さんもいて、その差が目立ちました。
一概には言えませんが、獲得出来た生徒さんと、そうでない生徒さんを比較すると、教室での長文問題演習や配布した長文問題集をやりこなしている数と比例した点数だったかなと思います。
やはり長文問題は数をこなして、問題の指図内容に該当する文章を短時間で探し読解出来るようにしていく必要があります。また、英単語や熟語の意味も把握しておく必要があるので、それまでの単語や熟語学習の量に成果が比例するところもあります。
授業の最後に、この大問3が解けていない生徒さんには、年末年始どういったことをしていたのか質問をしました。
「勉強に取り組めていない。」という回答、そしてその間は「動画やゲームをしていた。」という回答が多かったです。
点数が取れていない生徒さんのご家庭では、今一度ゲームや動画・SNSの利用についてお話を下さい。場合により端末を回収し、動画解説など必要な場面だけ利用するようにお願いします。
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