セルモの教室長BLOG

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寒気や気温の微妙な違いで、雪の量が大きく異なる! [代表:宮谷]

東京に住んでいて雪で困ることは、数年に1度です。

雪で立ち往生した車のイラスト(男性)

最近はどちらかというと、地球温暖化による豪雨災害のほうが影響あるかもしれません。


報道にもある通り、青森県を始めとした東北の日本海側や北海道では、災害級の大雪が年末・年始と続いています。

年末年始に北陸の富山市と金沢市に行きましたが、北陸地方ではそのような大雪はありませんでした。

富山県の地図のイラスト(都道府県)

この地図はどこの県か分かりますか?


富山にいく際は長野と岐阜県を跨ぐ飛騨地方を通ったのですが、流石に山間部は雪が積もっているところはありましたが、通常の除雪がきちんとされており、凍結路面もほとんど無く安全に通行できました。

SUVのイラスト(車)

通常は北海道や東北よりも、北陸地方のほうが雪が多いと言われています。

石川県の地図のイラスト(都道府県)


それは、シベリア高気圧からの北西の季節風が、本州の真ん中にある山脈にぶつかって雪が振ります。

山脈のイラスト

北陸のほうが大陸から離れているので、日本海からより多くの水蒸気を得ることと、気温も北海道や東北よりも高いため、飽和水蒸気量自体も多くなります。


だから、通常は北陸のほうが雪が多く、さらに重たい雪になると言われています。通称「北陸雪」というそうです。

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ところが、昨年末や今年は東北や北海道のほうが雪が多い…。

北海道のキャラクター

これは何故なのか?調べてみると、きちんと解説がありました。


7日夜~寒波到来 JPCZの強雪帯が北陸を指向 平地も警報級大雪か 高波にも警戒

https://news.yahoo.co.jp/articles/6ddce7991ccfc2432cebdb537580b9e96608bf8e


上空1,500メートル付近の下層寒気が微妙に弱かったから、雪ではなく雨になったようです。天気は本当に繊細ですね。ちょっとした違いで、大きな違いが出ます。


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