小さい頃に身についた悪い解き方は、なかなか改善しない! [代表:宮谷]
本日インフルエンザの予防接種を受けてきました。
毎年10月に接種していますが、今年は例年と比べて予約が取りやすかったです。聞いてみた所、10月分は十分に入荷してきているとのことでした。
ワクチンの流通が滞り無く進んでいるのでしょうね。病院では多くの方がインフルエンザワクチンの接種をされていました。インフルエンザワクチンの予防効果は2/3程度と言われています。また、重症化を予防する効果があるので、私は毎年接種しています。
インフルエンザワクチンの接種はご家庭や人により賛否両論ありますが、受験生でワクチンアレルギーが無い方は出来るだけ受けておいてほしいなと思います。インフルエンザに罹患すると、大事な時期に勉強時間をロスしますからね。
さて、中学生の方は中間テスト結果の送信頂いておりますでしょうか?まだの方は、早めにデータ送信をお願いします。結果を見て、次回のテスト対策の進め方を各教室長が検討します。
大事なデータとなりますので、よろしくお願いします。
(2学期中間テスト結果送信フォーム)
また、成績が十分では無かった方へ、諸条件を満たし方へは補習を行います。
詳しくは補習申し込みフォームをご覧下さい。
(補習申し込みフォーム)
さて、テスト結果に繋がる話ですが、
昨日、とある中学2年生の生徒さんと真剣にお話をしました。
この生徒さんは2学期中間テストの数学が十分に得点出来なかったのですが、理由は明確で「きちんとノートに書いて解かないから。」です。
計算問題であれば「途中式」、文章題であれば「関係図」、図形問題であれば「作図」をしません。
今の中学生の数学の問題は、暗算で解けるような問題は少数です。
きちんと手順を踏んで丁寧に解いていかないと精度高く解けません。
書かない理由を聞いてみましたが、「自分としては書いているつもり。でも面倒。」とのことでした。
この生徒さんのノートを見てみると、何を書いているか他人では判読出来ないようなメモを書いているだけの状況です。
思いついたことをあちこちに書き殴っているだけなので、これでは正確に解くことは難しいでしょう。解いたあとに見直すことも出来ませんね。
手順を追って丁寧に書くということは、その過程で頭の中を整理し、少しずつ正確な答えに近づくために絶対必要なプロセスであると伝えました。
見本を書いて、その通りに模倣してみるように伝えましたが、その直後は模倣するので精度高く解けます。
問題は、宿題や次の授業でも同じことが出来るかです。
宿題を残ってやってもらいましたが、この生徒さんの元の解き方に戻っていました(ToT)
指導に根気が必要ですが、もう一度解き方見本を宿題のプリントに書いて説明しなおしました。
なぜ解けないのに自己流を大事にしてしまうか。このパターンの生徒さんは、小学校低学年の時にきちんと式を書く習慣が身についていない場合によく見られます。
自由奔放にやってきて、学校では何も言われなかったので、そのままそのスタイルが身についてしまったということかと思います。
学校では答えがあっていれば、解き方の指導を受けることは稀です。しかし、悪い解き方が身についてしまうと、小学校高学年や中学校で影響が出て解けなくなってしまいます。問題が難しくなりますからね。
そういう意味でも、小学校低学年の間に正しく解く習慣を身につけることがとても大事と考えます。
なお、上記の生徒さんに関しては、次回の確認テスト前にもう一度解き方見本を何問か示して、その通りに確認テストを実施してみるように指導するつもりです。