ギラン・バレー症候群という病気(前半) [代表:宮谷]
今週も皆さん勉強頑張りましたね。
中間テスト後、早速期末テストに向けて全力で取り組んでいる生徒さん、体験に来て集中して自身の課題解消に全力を尽くした生徒さん、そういった姿を見ると全力で頑張らないといけないなと感じます。
さて、今日はとある病気に関するblogを書きたいと思います。
今までの何回か難病に関するblogを書いたことがありますが、今回はギラン・バレー症候群という病気について書きます。
出処:山梨日日新聞
長くなるので、2回に分けて書いていきます。
長年生きていると、自分自身や周りの人が様々な病気になります。
私は比較的病気や怪我は少ないほうだと思いますが、一つ珍しい病気になったことがあります。
それは、大学生の時に「顔面神経麻痺」になったことです。
ある日、アルバイト先(接客業)で「ありがとうございました。」が言いづらくなりました。
「あれ?何か疲れているのかな?」と思っていたのですが、休憩時間にケンタッキー・フライド・チキンを食べていると、味がおかしいのと、うまく食べられないのです。
「これは何かおかしい。」と思い、バイトが終わって自宅に帰り両親に相談しました。
父親から「すぐに夜間病院に行ってこい。」と言われました。連れて行ってくれるのかと思いきや、大学生なので自分で行けと言われました(笑)。
いま考えると危ないのですが、車に乗って父から教えてもらった夜間病院に行きました。片道1時間位掛かる病院です。
夜勤担当の先生がすぐに診てくれたのですが、先生は私の顔を見るなり後ろの棚にある医学書を取り出し、「自分は内科だから専門では無いのだけど、それはおそらく顔面神経麻痺ではないかな?明日の朝一番で大きな病院に行ったほうが良い。」とおっしゃいました。
次の日に自宅から一番近い総合病院の耳鼻咽喉科を受診すると、ベテランの先生と思われる方が机からおもむろに写真を取り出され、「この写真を見てごらん。顔面神経麻痺を舐めていて、きちんと治療を受けずに治らなかった人。」と言うではありませんか(笑)
先生はそれくらいきちんと治療しなければいけない病気ということを言いたかったのでしょうが、その写真はかなりのインパクトがありました。
すぐに入院しなさいと言われたのですが、自宅から近いので通院で対応してもらうことにしました。その時はすぐに治って大学やアルバイトに行けると思ったんですね。
ところが、「1ヶ月位は無理だと思うよ。」と先生はおっしゃいます。
それから本当に約1ヶ月、毎朝病院に行ってまずは点滴を打ちます。確か1Lの点滴だったと記憶していますが、量が多いのでとても時間が掛かりました。抗ウイルス薬とステロイド剤の点滴ですね。
その後、顔面神経麻痺の部位の温熱療法と運動療法のリハビリをします。点滴から始めると4-5時間掛かるので、確かにこれでは学校にいけません。
朝病院に行き、昼過ぎに帰り、その後は自宅で静養していました。飲み薬も多く、薬が多すぎるので胃薬も一緒に出るという具合でした。
原因は、私の場合は首の後ろの筋肉に風邪をひいたことがきっけかで、ウイルスが入ったことが原因では?とのことでした。風邪は万病の元と言いますが、確かにその通りだなと感じたものです。
約1ヶ月弱で治療は終わりましたが、すぐに気づいて治療を始めたのが良かったそうです。
さて、長くなりましたが本題のギラン・バレー症候群…。
次回はこちらの病気に罹患され、大変ご苦労された教育関係の方の話を書きたいと思います。