右肩上がりの災害発生件数、公民の学習が始まっていない! [代表:宮谷]
能登地方の大雨洪水本当にお気の毒であります。
特に輪島市では自宅にいた中学3年生のお子さんが自宅ごと流されて行方不明になっています。
輪島 流された自宅にいた中学生 行方捜すも手がかり見つからず
昨日教室に登校していた中学3年生の生徒さんと、この件について少し話をしました。生徒さんもニュースでこの件を聞いて、自分と同じ年齢のお子さんが行方不明になっていることにショックを受けたそうです。
無事を祈るとともに、事故なく安全に暮らせている以上、勉強や毎日の生活に一所懸命頑張ろうねと会話しました。
さて、毎年のように大雨災害が起こっているわけですが、国土交通省が発表している国土交通白書2020を見ると、大雨の回数・土砂災害の発生件数、どちらも右肩上がりです。
温暖化や、度重なる大雨により地盤が緩くなっている等の関係があるでしょう。
また、下の図にあるように日本の河川は勾配がきついものが多く、大雨の時の災害発生までの時間が短く、避難までの意思決定を早く下す必要があります。
話は変わり先日ブログに投稿した「学校では指導要領の中身を全て授業しているわけではない。」というお話ですが、一番影響を受けるのは中学3年生です。
今回も2学期中間テスト時点で「公民」の学習が始まっていない学校があります。
公民は約180ページ教科書がありますが、これを受験までの5ヶ月で全て学ぼうと思うと、かなりハイペース・無理がある学習になります。
なぜ公民が始まっていないのか?それは地理・歴史の勉強が遅れたからです。2年生の3学期で鎌倉時代を勉強していたので、この状況は危惧していました。
案の定その通りになったのですが、やはり学校の授業時間数が足りないのだと思います。
教室のほうでも公民対策をしなければいけないなと思いましたが、数学や英語の学習もまだまだ残っているので、どうやって対策時間を取るのか少し考えたいと思います。