ペンシルベニア州とはどんなところ? [代表:宮谷]
現地時間13日(土)、アメリカのトランプ前大統領が銃撃されました。
(出所:読売新聞)
幸いにもトランプ氏は耳に負傷を負ったもののの、命に別状は無く助かりました。一方で、演説会に参加していた方がお亡くなりになられました。御冥福をお祈りいたします。
銃弾があと1,2センチずれていたら、おそらくトランプ氏も危なかったですね。犯人はシークレットサービスの狙撃犯の射殺されたとのこと。
事件の背景や詳細は各種ニュースに譲るとして、事件がおきたペンシルベニア州はどういったところでしょうか?
場所としては、首都ワシントンDCの北側で、ニューヨーク州の西側に位置します。
日本製鉄が買収に名乗りを上げて話題になったUSスチールの本社がある地域になります。大リーグでは、フィラデルフィア・フィリーズの本拠地です。
2学期中間テストの社会の時事問題で出題される可能性があるので、生徒さん達はトランプ前大統領のフルネーム・ペンシルベニア州の名前や場所などを覚えておきたいところです。
トランプ前大統領がなぜペンシルベニア州で演説会を行ったかと言うと、この地はアメリカ大統領選挙で激戦州の一つとなる州だからです。
要は共和党と民主党の支持率が拮抗する場所ということになります。
アメリカ大統領選挙は伝統的に、北東部や西海岸が民主党の地盤(党のイメージカラーから、ブルー・ステートと呼ばれる)で、中西部や南部が共和党の地盤(同様にレッド・ステート)とされており、下の地図でピンク色の場所がスイング・ステート(別名パープル・ステート)と呼ばれる支持が拮抗する激戦州になります。
大統領選挙で勝つためには、各州の大統領選挙人(アメリカ大統領選挙は間接選挙です。)を確保する必要があるので、このスイング・ステートでの演説会やイベントが増えるということになります。
アメリカ大統領選挙の仕組みを分かりやすく
このペンシルベニア州は、人口が約1,300万人(全米第5位、東京より若干少ない)の大きな州になります。前回の大統領選挙で、現職のバイデン大統領がこのペンシルベニア州で勝利し選挙人を獲得したことで、大統領選挙の結果が決まりました。
つまり、それだけトランプ前大統領としても力を入れざるを得ない地域だったということが分かります。
大統領選挙の仕組みや、二大政党制は高校受験でも出題されますので、今回のblogの内容も各ご家庭でお話頂ければ幸いです。