先週6月27日に、東京都教育委員会は2024年度(令和6年度)東京都立高等学校入学者選抜学力検査結果に関する調査の報告書を公表しました。前年度と比較した教科別の平均点は、数学、英語、理科が上昇し、国語と社会が下降したとのことです。
概要は下記のyahoo!ニュースをご覧ください。
【高校受験2024】都立高の学力検査、3教科で平均点上昇
https://news.yahoo.co.jp/articles/42476cea493e7967712e70de5f3c76a21fc65d8f
各教科(100点満点)の平均点は、国語75.9点、数学61.7点、英語66.9点、社会55.5点、理科66.8点とのことですが、昨年の問題を見ると数学・英語・理科は難易度を少し下げたことが問題を見ると明らかに分かったので、おそらく下がりすぎた平均点を上げるための施策かなと思います。
ただ、来年もこのレベルなのか?というと、やはり問題のレベルは波や調整があるので、しっかり対策・準備が必要です。
国語は元々平均点が高いので、あまり上下は参考になりません。
問題は社会です。過去のblogでも何度か取り上げていますが、やはり社会は知識量がかなり必要で、さらに問題量が半端ないので、諦めてしまう生徒も多いです。逆に言うと、中堅・上位校を目指す生徒さんは、この社会を如何に得点するかが勝負かと思います。
教育委員会の報告書を見ると、社会の得点分布グラフだけ明らかに異なりますからね。
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2024/files/release20240627_03/survey.pdf
社会の得点力を上げるには、地理・歴史・公民の基本事項をしっかり理解していることが前提で、その知識複合的を組み合わせていく都立特有の問題の出題傾向やアプローチを習得することです。
セルモでは秋の日帰り合宿勉強会で、この社会特有の解き方・考え方の指導に力を入れてますので、受験生の皆さんは、この夏・秋で基本事項の習得に力を入れてください。