授業時間内で出来ることをやり切る! [代表:宮谷]
定期テストネタが続きますが、昨日登校した生徒さんもそれぞれの課題に対し、様々な科目や内容に取り組んでもらいました。
鶴川中学校は12日(水)がテスト3日目最終日です。英語・保健体育・国語の3科目が実施されます。
①入塾から日が浅い中学2年生の生徒さんは、国語の枕草子を学習
さかのぼり学習が必要で、現在中学1年生の数英を復習している中学2年生の生徒さんは、1日で英語のテスト範囲を仕上げることが難しいため、国語の学習に取り組むことにしました。国語であれば、範囲の一部を完結させることが出来ます。
国語の学習状況を聞いてみると、漢字以外は取り組めていない…(涙)とのことでした。
漢字以外では詩・物語文・論説文・古典・文法のうち4-5分野が出題されますが、古典の枕草子と文法の動詞に取り組むことにしました。
物語文と論説文は、ボリュームが多く120分の授業ですべて復習するのが難しいことと、帰宅後自力でも学習出来なくはないとの判断です。
さて、枕草子の学習を進めていきますが、まずは枕草子がどういった内容の古典・古文であるかを理解する必要があります。
作者は清少納言で、日本の四季を彼女の視点で書いた随筆文です。
残念ながら昨日の時点では、そういった概略が把握出来ていなかったようなので、セルモのレクチャー解説で把握するところから初めました。また、私のほうから中学2年生に向けて、この単元はどんな事を学んで欲しいか、知ってほしいかというポイントを伝えました。
その後、重要語句の現代語訳の確認(これも専用のプリントがあります。)、強化書本文と文章全体の現代語訳の確認と、問題を解く前の前提条件を整えていきました。
そして問題演習に取り組みました。古典や古文の問題は、それほどバリエーションがあるわけではないので、今回の問題を解いておくと明日のテストに備えるには十分でしょう。
それ以上に古典・古文の学習で難しいのが、中学生のほとんどが興味が無い(私も中学生の時は同じでした。)ということです。
学校の授業の際も、関心を持って取り組めていないことがほとんどなので、今回のように関心を持つポイント(学習する意義)→基本的な概要・概略→基本用語→問題演習と、ステップを踏んで指導していく必要があります。
動詞も同様に、同じ流れで学習を進めました。
②英語のテスト範囲が終っていない中学1年生の生徒さんは、文法と教科書本文を優先して学習
こちらも入塾から日が浅い生徒さんです。
中学生の英語は、小学生で学んだ範囲を把握していることを前提に始まりますが、残念ながらそこが抜け落ちた状態でのご入塾でした。
そうすると、アルファベットの書き方から、数字・曜日・色などの小学生英単語や5/6年生で学ぶ文法の学習を優先しなければなりません。
中学生英語の学習は、それら小学生英語をベースとして成り立っているので、本来は6年生卒業までに完了させておく必要があります。
例えて言うと、九九が出来ていないのに、分数や小数の学習が難しいのと一緒です。
ただ、生徒さんからどうしてもテスト範囲の最低限の学習をしたいとのリクエストがあり、3習慣前から範囲の文法を学習してきました。
かなり苦戦しながら進めてきましたが、何度も文法や日本語との変換ルールを説明しなおし、ノートを書く習慣も小学校ではあまり無かったようで、筆記する練習も積み重ねてきました。
大文字と小文字の間違えや、ピリオド抜けなども癖としてあったので、都度チェックしながら自身でチェック出来るようにクセづけてきました。
先週で文法ルールの学習が終わったので、そこから教科書本文の並べ替え英作文に取り組み、だいぶん正しい語順で書けるようになってきました。昨日で何とか教科書の並べ替え問題がギリギリ終わりました。
単語が暗記出来ていないのと、仕上げの学習に取り組む時間が無かっですが、何とか今日の本番は頑張って貰いたいです。
このように、学習の障壁が色々ありましたが、昨日の90分や120分でやりきれることを事前に準備し、取り組んでもらいました。今日のテストで少しでも得点に貢献出来ると嬉しいですね。