ルービック・キューブの世界一は何秒? [代表:宮谷]
鶴川教室の受付にルービック・キューブを一つ置いています。
生徒さんの入れ替え時に少し待ってもらうことがあるため、その間に使ってもらえればなと思い置いています。
やはり興味があるのは男子生徒さんで、登下校時にチャレンジしていることが多いです。
速い生徒さんだと1分くらいで揃えてしまいます。
いつも「大したものだな。」と感心するばかりです。速い人は、状況を多面的・立体的に捉える能力が優れているのでしょう。
ではルービック・キューブの世界王者は何秒で揃えるのでしょうか?
これが調べてみると意外と難しく(笑)、ルービック・キューブも様々な種目があるので、それにより時間が異なるとのことでした。
皆さんがイメージする6面を揃える速度では、カリフォルニア州出身で21歳のマックス・パークさんの3.13秒が世界記録です。2023年にそれまでの記録を0.34秒更新しました。
映像がありますが、あまりにも早くてわけが判りません(笑)。
あまりも一瞬でした。
しかし、この3.13秒を大幅に上回る記録が日本の電機メーカーが開発したロボットで達成されました。
その速さは、0.305秒です。
こちらも映像があります。
映像では開発者の方々も取材されており、素晴らしい情熱で開発したことがわかります。是非、お子さんといっしょにご覧になって下さい。
人間もロボットも共通しているのが、まずはバラけている状態を観察し、それをどうやって揃えるか考えてからキューブを動かしていることです。その考える速さや動かす速さがロボットは圧倒的ということでしょう。
人間の1/10の速さで完成させるのは、やはりIT技術ならではですが、観察→思考→行動というのは日頃の勉強や運動でもとても大事な要素と思います。
個別学習のセルモでも、学習にデジタルAIシステムを採用していますが、デジタルの良さはお子さんたちが集中出来ること、知識のインプットが効率的・体系的に出来ることかなと思います。
一方で、アウトプットするのは生徒さん自身なので、ここの部分はオリジナルノートを活用し、生徒さんがスムーズにアウトプットし、理解の定着に繋がるように工夫しています。
町田市内の小中学校でも算数・数学でキュビナを活用し始めました。インプットは優れている仕組みなのですが、生徒さんのアウトプットに課題があるかなと思っています。
勉強に感心を持っていもらえる部分は良いのですが、キュビナを使ったからと言って、全員が出来るようになるわけではありません。これは、セルモシステムでも同じなので、ノートや講師の指導、繰り返しの回数など、やはり全体としての設計やアプローチが大事です。
これからIT技術はますます進歩すると思いますが、常にそれを活用する人間側の工夫や成長も合わせて必要ということです。
そんなことを意識しながら、教室の学習法やカリキュラムを発展させていきたいと思います。