線状降水帯とは? 天気に興味を持つことは良いこと! [代表:宮谷]
昨日は雨が降ったり、止んだり、時には強くなったり、風の影響は今日も少し残っていますね。
雨が降ったり・止んだりする理由は、線状降水帯がやってきたからです。
線状降水帯とは何か?
次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなし数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、長さ50~300km程度、幅20~50km程度の線状に伸びる強い降水域を線状降水帯といいます(気象庁より)。
ゲリラ豪雨(狭い範囲で短時間降る強い雨)とは違い、広い範囲で長時間断続的に降るのが特徴です。
メカニズム的にはまだ分かっていないことも多いそうですが、地表の空気が温められ、上昇気流によって上空に押し上げられ積乱雲が発生します。それが列を無して滞留したのが、線状降水帯が出来る大まかなメカニズムなのでが、発生条件などメカニズムなどが細かく分かっておらず、事前に予測するのがまだ難しいそうです。
昨日登校した中学生が、「先生、これ台風ですよね?風が強くて傘が壊れました!」と言っていました。
台風は温帯低気圧(今日は説明を割愛)であることと、最大風速が17m/sのものを指すので、台風では無いことを説明しました。
気象分野は興味が無い生徒さんが多いのですが、疑問に思うことは良いことですね!
この生徒さんは、疑問に思ったことは何でも聞いてくれる生徒さんなので、そういった姿勢が素晴らしいと思います。ちなみに、台風1号が本日発生し、大島付近に夕方に近づきます。本州への影響は限定的のようですが、天気予報に注視していきましょう。
私たち塾関係者は、教室の運営に影響が出るので気象情報はこまめに見るようにしています。
気象情報だけでなく、川が近い教室は大雨が予測される場合、車で付近を走って生徒さんの登校に影響が無いか・・など調べます。
雪の場合も、各教室の付近を走って雪の状況を確かめるようにしています。最近は、影響がありそうな場合は、なるべく早めに休校判断をするようにしています。
大雨でも授業を実施する学習塾さんもあるのですが、生徒さんや保護者さんの安全確保だけでなく、社員の安全面の配慮も必要です。
判断が難しい天気も近年は多いのが悩みです。