救急隊の現状! 予想以上に大変な現状が・・。[代表:宮谷]
昨日23日(土)の春期講習実施中、鶴川教室の前にいきなり消防車がサイレンを鳴らして停車しました。
教室が入っているマンションか周辺で火事?と思ったのですが、警報音も鳴っていないしアレ?と思っていると、消防車から降りてきたのは救急隊員の方でした。
さらに良く見てみると、教室の前のバス停に数人の人だかりが・・。
近づいてみると、当教室がバス停に置かせていただいているベンチに怪我をされている方が座っていました。
どうもバスから降りた方が、飲酒されており、酔って何度か転倒し頭を強打したようで、おでこから出血されていました。
バス停は照明が無く暗かったので、教室から災害時用のLEDランタンを持っていて消防隊の方のお手伝いをしました。
怪我は消防隊の方が速やかに対応されていましたが、怪我をされた方の身体が冷えて震えており、早く病院へ運搬する必要がありそうでした。
どうして救急車では無く消防車なのかな?なかなか救急車が来ないなと思っていると、消防隊の方が「町田市内の救急車が全て出払っており、調布市から今移動中です。」とおっしゃいました。
実は処置をされている間も、眼の前を救急車が2台通り過ぎましたが、別の現場へ行く救急車のようでした。
20分位経つと、その調布市からの救急車が到着しましたが、今度は受け入れてくれる病院がなかなか見つからないようで、しばらくの間停車したままでした。
隊員の方に聞くと、土日の夜は特に受け入れ先が見つからないようで、救急隊としても患者さんに大変申し訳ない・・とのことでした。
救急隊の方が悪いわけではないのですが、その苦渋の表情が印象的でした。
しばらくすると、見つかったようで救急車が発車していきました。
救急隊の隊長の方は、過去に当教室で生徒さんが怪我のまま登校してきた時に、対応していただいた方でした。
仕事が終わってから調べてみると、令和5年度の救急の出動回数は前年対比で16.7%も増えているそうです。
その回数は年間723万回です。 1日あたりに換算すると、約2万回。そして、1都道府県あたり、約420回になります。
当然、人口の多い東京はこの何倍もの回数だと思います。
20年前と比べると倍増しているそうです。当然ながら、到着への所要時間や病院への収容時間も比例して長くなっています。
詳しくは下記のデータをご覧下さい。
今度少子高齢化社会は加速しますが、税収も減っていくことが予想される中で、救急車や消防隊、そして病院が激増することは無いと思います。ちなみに、高規格救急車は1台3,000万円以上するそうです。
そういう意味では、普段からの健康管理や怪我の発生予防を各個人や家庭で気をつけていかなければなりません。
生徒さんの中でも自転車に乗る時にスマホを触りながら登校される人や、夜に真っ黒な服装で登校される(クルマから見えない)生徒さんがいらっしゃいます。
気づいたらお話するようにしていますが、各ご家庭でも改めて安全管理を見直して頂ければ幸いです。