昨日土曜日は各教室で春期講習2日目が実施されました。中学生だけでなく、多くの小学生の生徒さんも頑張ってくれましたよぉ〜。
また、鶴川教室では新中学1年生、新中学2年生の方の体験授業を実施させて頂き、小学生の方には体験授業をお申し込み頂くなど、いよいよ新学期準備が本格化してきた印象です。
非常にバタバタして、春期講習終了後は体験生の保護者様と、現状の課題確認と今後の方向性を打ち合わせするなど、あっという間に1日が終わりました。
やはり気になるのは、新中学1年生です。
全国の多くの学習塾関係者が、新中学1年生が中学校の学習に対応出来る準備に不足があることに警鐘を鳴らしています。
特に、数学と英語の2科目は、入学後早々につまずく可能性があり、その理由や原因を保護者さんが正確に把握する必要があると伝えています。
大げさな話ではなく、実際に現中学1年生の多くの保護者様が、「まさかこんなことになってしまうとは・・・。」と実感されています。
残念ながら小学校と中学校の学習連携がきちんと取れていない現実があります。
小学校では学習時間(授業時間)が明確に不足しており、中学校進学後に必要な算数や英語の知識の習得・定着は出来ていません。
イメージで言うと、算数・数学は40-50%位しか習得出来ていない、英語は10-20%位では無いでしょうか。
このような習得状況では、小学生のうちに塾で対策を取っている生徒さんを除いては茨の道が待ち構えていると言っても過言ではありません。
小学校の先生がアラートを出してくれることも無いので、保護者さんや生徒さん自ら気づくしかないのですが、年上の兄弟姉妹がいない限りはなかなか気づかないでしょう。
1学期は最近中間テストが無い学校が多いので、1回目のテストは6月末の期末テストになります。
3ヶ月分×9科目のテストが実施されるので、1学期からいきなり学習につまずく生徒さんもいます。
ただ、学校ではいきなりショックを受けさせるわけにもいかないので、数学や英語などは「誰でも解ける問題」を出題し、2学期から指導要領・教科書に沿った問題を出題する学校もあります。
この場合は意外と高得点を取れてしまい、保護者さんも「あれ、中学校のテスト大丈夫なのか・・」と勘違いしてしまうケースも・・。現実に保護者さんが気づくのは2学期中間テストになります。
そうすると入学から半年近く経過してしまっているので、復習するにしても膨大な範囲となってしまっています。
そういう意味でも、この春の過ごし方が重要です。正確にお子さんの状況を把握し、適切な学習対応をされて下さい。
※3月中旬まで地域的なインフルエンザの猛威が続いていた関係で、春の入塾キャンペーンを1ヶ月延長中です。塾のご検討が遅れていたご家庭の方は是非ご相談下さいませ。