【受験対策】第3回 受験生日帰り合宿勉強会レポート
参加者保護者各位
いつもお世話になっております。
先週に引き続き、第3回の日帰り合宿勉強会を実施しました。主なトピックについてレポートいたします。
①集合
今回こそは遅刻者無しで実施したいところでしたが、4名の方が遅刻しました。
2名は出発が遅れた、1名は会場に迷った、1名は集合時刻を勘違いしていたとのことでした。
1名は、すでに2回目の遅刻となります。
今回遅刻した生徒さんの多くが、通常授業や他の受験対策においても遅刻グセが習慣となってしまっています。遅刻することに対する罪悪感が無くなってしまっている可能性があります。
遅刻グセが将来及ぼす影響は言うまでもありません。各ご家庭で改めてご指導下さい。
②数学大問1
令和5年度都立入試、分割後期の数学大問1を実施しました。
問題の構成は分割前期と同様ですが、計算問題は若干簡単なレベル設定がされています。
結果は、4点から46点で、30〜34点の得点だった生徒さんが一番多い結果となりました。
前回同様に、基礎計算問題で失点している生徒さんが多いこと。特に、基本的な平方根の分配方式の問題、二次方程式を間違えている生徒さんが多数いました。
二次方程式については、因数分解と勘違いしている生徒さんも複数いて、問題の指図に書いている「方程式」という言葉をしっかり確認しましょう。
計算以外では、1年生の資料の活用から出題された「階級値」の問題に対応出来なかった生徒さんが2/3を超えていました。2年生や3年生から入塾された生徒さんが多く、塾でも勉強されていない方が多い単元です。問題自体は極めて簡単なので、用語の意味や計算方法について改めて説明を行いました。
また、円周角の定理は少し難しい問題で、こちらも2/3の生徒さんが対応出来ない状況でした。円周角や二等辺の記号を書き込むこと、補助線を引くことなど、円周角を解くための基本的なステップを踏んで下さい。
いずれにせよ、大問1は46点満点と数学の得点の半分を占める重要な単元です。意識を上げて取り組んで下さい。
※引き続き、コンパスを持ってこず参加している生徒さんが複数いました。コンパスや定規は受験では必須の文具となります。生徒さんには忘れないように何度も伝えていますが、保護者様のご指示のもと必ず持参するようにお願いします。
③英語
先週の勉強会時点で、「英語文法小問の達人」を夏期講習から取り組み始め、現時点で終わっていない生徒さんには、今回の合宿までに終わらせるように指示を出しておりましたが、残念ながら複数の生徒さんが全く取り組めていない状況にありました。
それらの生徒さんについては、今回の勉強会では終日本テキストを取り組んでもらいました。ただ、昨日の終了時点では終わっていない生徒さんが多いので、本日日曜日も取り組んで終わらせるように伝えています。この時期は長文演習に取り組むべき時期ですので、各ご家庭でも状況をご確認頂き、速やかに終わらせるようにお願いをいたします。
また、都立問題の特徴として、出題しやすい単語や熟語表現について説明をいたしました。各生徒さんごとにメモを取って頂きましたが、出題しやすい動詞については「現在形・過去形・過去分詞」の変化活用を覚えること、熟語表現について「同義での書き換えパターンがある場合は、合わせて覚えること。」と伝えています。
辞書引きして、その熟語を使った例文も書いて練習しておくよう指示しておりますので、必ず実践するようにしましょう。
高頻出単語や熟語表現は、都立入試ナビさんを参考にさせてもらっています。
④国語
国語では都立の問題に多い小説・物語文の「選択問題の解き方」について解説しました。
選択問題は、選択肢を読点で区切り、その文節で区切った範囲の内容もしくは似たような内容が本文に書いていないかどうかをチェックします。文節ごとに◯✕を付け、明らかに間違えているものを消去法で絞っていくと、正答を見つけることが出来ます。
国語は平均点が高いので、しっかり実践して高得点を目指しましょう。
⑤理科
都立大問4で出題される、理科の生物問題の出題傾向についてお話をしました。
生物は植物と動物に別れますが、出題確率が高いのは植物で、植物の中でも「植物のつくり」「光合成と呼吸」「遺伝」の出題確率が高いことを説明しました。
動物分野では、「消化酵素の働き」や「細胞分裂」の出題確率が高いです。
上記の重要語句の理解・暗記はもちろんのこと、実験を通した問題に対応出来るようにして下さい。
⑥社会
地理でほぼ100%出題される世界地理や雨温図について説明しました。地域としては、オーストラリア・ブラジル・カナダ・アメリカ・インド・イギリスなどが出題確率が高く、国の位置・首都や主要な都市の位置・産業や農業の特徴・日本との貿易内容TOP3・気候などを把握しておくようにお話をしました。
すべて教科書に載っている内容ですので、見直すことと雨温図については気候区分ごとの雨温図の特徴を暗記しましょう。
世界の雨温図の特徴は、ちびむすドリルさんの下記サイトを参考に学習して下さい。
上記にあげた国や主要都市が、どの気候区分に属しているか書き込んでいくと良いでしょう。
⑦その他
生徒さんにお話を聞いていると、塾の時間とこの合宿勉強会以外では受験勉強していないというお話を聞きました。
全体に必要な勉強時間から逆算しても、塾関係でカバー出来る勉強時間は限界があります。当然、自宅でも学習時間は確保して下さい。
それでは、学習した内容やポイントは速やかに整理整頓し、理解を消化させていくようにしましょう。
次回も頑張ってください!!