不安・心配からの自律神経の乱れ、不登校 [代表:宮谷]
今週も各教室では体験・ご入塾が続いています。
昨日も中学1年生の生徒さんの入塾手続きを実施させて頂きました。手続きをして思うのが、どの保護者様もお子様に対する愛に溢れていることです。ご期待に添えるようしっかりサポートしていきます。
また、明後日19日(日)から受験生の日帰り合宿勉強会を実施します。多くの生徒さんに参加頂きますが、その教材の仕分けと配布を行っています。写真の教材はその一部です。
合計300冊以上の教材数となりましたが、生徒さんごとに教材が異なりますので、注文数のとりまとめ→注文→予定通りの教材確保→予定通りの到着→個人別リスト作成→仕分け→配布・・となかなか大変な作業でした。
当然、教材は使ってなんぼ・・ですので、配布後も有効に使って頂けるよう、初日に学習の仕方をしっかり説明します。
さて、日々保護者様とのご相談事項は多いですが、この時期に難しいな・・と思うのは、不登校の生徒さんへの対応です。新学期開始から半年を過ぎているので、不登校が長期化した生徒さんは、具体的な解決策が見えない場合が多いです。
学校側でも半年を過ぎると放置状態となってしまいますし、保護者さんも皆さんお疲れです。教室として出来ることはしていこうと思うのですが、「頑張ろう。」という言葉さえ逆効果の場合も。
不登校の生徒さんを見ていると、自律神経が大きく乱れているのだろうな・・と感じることが多いです。
体調不良の症状は様々ですが、
・腹痛、下痢
・胃痛
・頻尿
・頭痛
・耳鳴り
・呼吸の乱れ
・起床出来ない
・寝不足、過眠
などが塾に通う生徒さんでよく見られる症状です。
逆に言うと、自律神経が乱れている生徒さんは不登校のリスクがあるとも言えます。
自律神経が乱れる原因、これも様々ですが、生徒さんにお話を聞いている限りでは、過去・現在・未来に対しての不安や心配を持っている生徒さんがほとんどです。
学校での同級生・先輩・下級生との関係、先生との関係、親との関係、その他家族との関係。
勉強、進学、将来性・・。
あげるときりが無いですが、不安や心配を感じ自律神経が乱れ、学校に行かなくなる。
経験則上、2〜3週間学校を休んでしまうと、以後行かなくなる生徒さんが多いように感じます。
そりゃそうですよね。3週間休んでしまい、その後教室に入る時の他人の目線を考えるときついものがあります。
そういう意味では、不登校になる前段階での予兆を出来るだけ感じ取りたいところです。教室で様子がおかしい生徒さんがいたら、なるべく早めに保護者さんにお伝えするようにしています。
先週も、学校で意地悪なことを言われたと教室で泣いていた小学生の生徒さんの保護者さんとお話しました。
一方で、すでに不登校の状態になっている生徒さんへの対応は色々大変な部分があります。
すでに自立神経が大きく乱れてしまい、体調不良も色々出てしまっています。
そうなると、専門のカウンセラーや専門医による相談や治療が必要です。学校のスクールカウンセラーへの相談という段階ではありません。
カウンセラーや専門医は、ご承知の通り不登校の生徒さんの激増により、そう簡単に予約が取れなくなりました。
初診・初回の相談までに、1〜2ヶ月待つことはざらです。待っている間に、体調不良や不登校が慢性化してしまいます。
だからこそ、様子のおかしさに気づいたら、すぐに行動を取るべきでしょう。本人に話を聞くことはもちろんのこと、学校の担任や塾の教室長などに様子を確認してみる。
私も含めて、大人は皆仕事で忙しく、なんとなく様子見で過ごしてしまう場合が多いです。
しかし、本格的に自立神経失調症や不登校になってしまうと、お子さんの対応で仕事が回らなくなってしまうことがありますから・・。