世界の難民は、なんと1億人を超える! [代表:宮谷]
先週日曜、NHKの”迷走の世紀”で「”難民”漂流 人道主義はどこへ」を視聴しました。
迷走の世紀は、混迷する現代社会を取材した報道番組です。勉強になるので、お子様と是非!
今回は”難民”に関するテーマでしたが、なんと世界における難民の数は1億1,000万人に達したとのことです。
世界人口が80億人ですから、約1.4%つまり70人に1人が難民ということになります。
番組では難民の受け入れに積極的だったヨーロッパの各国が、その受入を制限し始めているとのことでした。
受け入れのコストが多額に渡り負担になっていること(イギリスで年に6,800億円)や、人数が多くなることでその受け入れる場所の選定に困難をきたしていることなどが原因ということです。
人道主義の理念は命を救うことですが、規模が拡大することで様々な利害関係が対立をし始めているということになります。
ちなみに、日本は難民の受け入れは、その認定基準が極めて厳しく、人数自体も少ないことは有名です。
資料を見ると、2022年で3,722人が難民申請を行い、たったの202人しか認定されていません。難民が発生する中東・アフリカ・西アジアから地理的に離れていることで難民申請自体も少ないのですが、基準の運営が極めて厳格なこともこの人数になっている原因の一つです。
先進国ではドイツが難民の受け入れに積極的で、100万人以上の難民を受けれいているとのことですが、元々ユダヤ人迫害の反省から憲法にも人権庇護条項があることや、近年では少子高齢化に伴う人口減が理由でした。しかし、一方で受け入れた難民の2名に1名は無職で政府頼みになっているとのことでした。
世界的な人口爆発、一向に減らない紛争や戦争、食糧不足や気候変動問題、様々な要素が複雑に絡まった難民問題です。
日本も先進国の一員として、積極的に関わっていく問題だなと改めて思いました。
さて、教室では今週から冬期講習のご提案書の配布を始めています。
受験生方は、すでにお申し込み頂いた日帰り合宿勉強会とこの冬期講習を組み合わせて受験向けのカリキュラムを進めていきます。
その他の学年生徒さんも、冬休みは12月25日から28日までが、年間カレンダーの関係から通常授業が行われないこと。また、12月29日から1月3日までが年末年始休暇になるので、約2週間弱授業が行われません。冬期講習を活用し、学習習慣を維持して下さい。
学習に遅れがある生徒さんは、すべての課題はこの冬期講習だけで解決するのは難しいですが、少しでも学校進度に追いつけるよう時間を有効に活用しましょう。