最初は解けないのは仕方ない、学んだ知識やコツの活用が重要! [代表:宮谷]
先週土日に実施した受験生向け「日帰り合宿勉強会」ですが、
数学の大問1・2、英語の大問2において、多くの生徒さんが苦戦していました。

■数学について
数学大問1は夏期講習でも何度か学習してきましたが、時間が空いたことで忘れていた生徒さんも多かったようです。
ただし、例年に比べると46点満点で5点・10点という状態の生徒さんは少なく、夏期講習で築いた基礎力は確実に残っていると感じました。

受験勉強は階段を一段ずつ上がるものです。
今回の演習で得た“気づき”を次回に生かし、さらに一段上を目指してほしいと思います。

また、計算問題では
•途中式を省略しない
•「省略していないつもり」でも実際は抜けているケースが多い
•方程式は必ず確かめの計算(検算)をする
といった基本がとても重要です。

確率の樹形図、関数のグラフなども「なんとなく書く」のではなく、指導通りに丁寧・正確に作業することが得点力に直結します。
■英語大問2について
今回初めて取り組む生徒さんが多かったため、解く前に「コツ」を伝えてから挑戦しましたが、やはり短時間で解き切ることが難しいという声が多かったです。これは経験が少ないためで、当然のことです。

都立の英語は「問題量」が大きな課題になります。
•大問1のリスニングで約10分
•残り40分で長文3題
•大問1題あたり約13分
と、実は時間的余裕がほとんどありません。

そのため、
•全文を読まない
•問題で指定されている部分の前後だけ読む
•読む順番・見るべき箇所の優先順位を決める
など、多くのテクニックを組み合わせて対応する必要があります。

今回・次回あたりまでは混乱しても構いません。
3~4回目の演習から、正答率が大きく上がっていくのが毎年の傾向です。

■偏差値上位校志望の生徒さんの声
休憩時間に
「先生、ちょっとやばいかもしれない…」
と不安を口にした生徒さんもいました。

これは毎年見られる光景で、定期テストとは全く違う形式・レベルに触れたためです。成績優秀な生徒さんも序盤は戸惑いますが、吸収力が高いので必ずキャッチアップします。
ただしライバルも同じように力を伸ばしてきますので、油断せず、今のうちに苦手をつぶしておきましょう。

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■次回の勉強会
今週土曜日は町田市民ホールにて、第2回目の日帰り合宿勉強会を実施します。

今回の反省を生かし、より精度の高い演習ができるよう取り組んでいきましょう😊