セルモの教室長BLOG

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いろいろなことがあった一日 [代表:宮谷]

昨日は本当に「いろいろあった一日」でした。

木曜日マーク

まず、鶴川教室の外側に設置した防犯監視カメラの件です。


太陽と建物の位置関係の問題で、秋冬になると日が当たらず「充電がイマイチ進まない」という課題が出てしまいました。

日焼けのイラスト「日傘をさす女性」

夏場は十分に日光が当たるのですが、季節の変化で完全に影になってしまうのです。


当初から少し心配していたのですが、やはりその懸念が的中しました。

そこで、ケーブルによる直接充電方式に変更し、カメラ自体も入れ替えることにしました。


ソーラー式のものは、別の教室に移設予定です。


こうした試行錯誤も、安全対策を強化していく上では大切な経験と前向きに捉えます。


次に印象的だったのが、自習に来ていた生徒が音楽の授業の「歌舞伎」について学習していたこと。

最近の音楽の教科書には、伝統文化として歌舞伎や能などの記述が多く見られます。


その中に「出雲の阿国(いずものおくに)」という人物が登場していたのですが、生徒さんは最初「地名」だと思っていたようです。


出雲の阿国が実在した人物であり、しかも女性であることを説明すると、「へぇ、そうなんだ!」と目を輝かせていました。

ちなみにこの出雲の阿国、私の好きな漫画『へうげもの』にも登場する安土桃山時代~江戸初期の人物です。この出雲の阿国の踊りと、当時文化的に流行していた「傾奇者(かぶきもの)」が混じって、「歌舞伎」がうまれました。


興味を持ってくれたようで嬉しかったです。


👉 出雲の阿国(Wikipedia)



その後の授業の合間には、少しほっこりする出来事もありました。


お母様の仕事の関係でお迎えが遅くなり、教室で待っていた小学生の生徒さんが何度も窓の外を覗いて「まだかなぁ」と言っています。

「あと何分くらいで着くって連絡あったよ」と伝えても、「もっと早く来るかもしれない!」とニコニコしながら外を見続ける姿が微笑ましかったです。


本当にお母様が大好きなんですね。


そして夜の授業では、図形問題の指導に想いをはせました。


中3数学『相似の裏技』 | ベスト自修館

中学3年生は相似図形、中学2年生は合同図形に入りましたが、どちらも“作図”を避ける生徒が多いのです。


図を丁寧に描いて条件を書き込めば、正確に比例式や角度を導けるのですが、どうしても「面倒だから書かない」。


その結果、間違いが増えてしまいます。

例えば、相似図形では、左右の向きを揃えて描くこと、対応する辺を明確にして比例式を立てることが大切です。


見本を示して模倣してもらっても、復習ではやらないケースが多いため、とある生徒さんは“その場でやってもらう”方針に切り替えました。私が見ている前で、先程の見本通りに書いて・解いてもらう…。


少し強制的ではありますが、テスト前の今は必要なステップです。


中学2年生も同様で、合同条件を導く際の作図を省略してしまう生徒がいます。


各自の復習の場面でしっかり観察し、声がけを継続していくつもりです。


「点数は取りたいけど、面倒なことは避けたい」——


まさに中学生らしい特徴ですが、この壁を乗り越えたときにこそ、本当の学力が育ちます。


丁寧に取り組む習慣をつけ、成功体験を重ねていけるよう、これからも粘り強くサポートしていきます。


日々いろいろな出来事がありますが、それもまたこの仕事の楽しさのひとつです。


今日も一日、生徒さんたちと共に成長していきます。


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